プロテイン検証チームも驚く「クリームオブライス×プロテイン」の世界へようこそ

「プロテインをそのまま飲むのに飽きた」「トレーニング飯をもっとバリエーション豊かにしたい」——そんな声がフィットネス界隈で増えるなか、いま静かに注目を集めているのがクリームオブライス×プロテインという組み合わせです。
クリームオブライスとは、米粉を水で溶かして作るクリーム状の食事のこと。アメリカのボディビルダーやフィジーク選手の間では定番のトレーニング飯として長年親しまれており、日本でも近年じわじわと認知が広がっています。オートミールよりも消化が良く、脂質がほぼゼロ、それでいてしっかりエネルギーになる炭水化物源として、減量期・増量期問わず使いやすいのが人気の理由です。
そこでプロテイン検証チームが注目したのが「プロテインをクリームオブライスに混ぜたら、フレーバーによって相性に差が出るのではないか?」という疑問です。実際に10種のプロテインを同一条件で混ぜ、味・食感・フレーバーとの調和を徹底的に検証しました。結果は、予想を大きく裏切るものでした。
【実食検証】10フレーバー×クリームオブライスの相性を格付け!

今回の検証条件は以下の通り統一しました。
- クリームオブライス(YAOKI):40g
- プロテイン:各製品の1食分(約30g)
- 水:200ml(※理由は後述)
- 混ぜ方:30秒間均一になるまでかき混ぜる
評価の基準はクリームオブライスと混ぜたときの相性のみです。プロテイン単体としての品質を評価するものではありません。全員が同じ条件・同じ順番で試食し、相性を順位づけしました。
1位:武内製薬 THE PROTEIN ホエイプロテイン 安納芋風味

クリームオブライスとの相性という観点で、10種の中で圧倒的なトップとなりました。混ぜた瞬間から漂う安納芋の甘い香りが、クリームオブライスの素朴な米の風味と見事にシンクロします。
一口食べると、まるでクラッシュした焼き芋のペーストを食べているような感覚で、「これはプロテインを混ぜた食事」という認識が飛ぶほどのまとまり感です。安納芋の自然な甘さがお米の甘さと同じベクトルを向いており、どちらの味も殺し合わず共存しています。
単体でも甘みが強い安納芋フレーバーですが、クリームオブライスと合わせることで甘さが中和され、くどさがなくなるのも高評価のポイントでした。
2位:VALX ホエイプロテイン チョコレート風味

チョコレートフレーバーはクリームオブライスとの相性において安納芋に次ぐ高評価でした。チョコレートの香りとクリームオブライスのクリーミーな食感が組み合わさることで、スイーツ感が一気に増します。食事というよりデザートに近い感覚で楽しめます。
人工甘味料のクセが比較的おとなしいため、米の甘さと衝突せず、クリームオブライスの素朴さを活かしたまま風味を底上げしてくれました。
3位:ULTORA ホエイプロテイン WHEY DIET PROTEIN 抹茶ラテ風味

抹茶の渋みと米の甘さが互いを引き立て合う、和テイストの相性の良さが光りました。「お茶漬けの逆バージョン」と言うと伝わるでしょうか——甘みのあるお米に抹茶の香りが乗ることで、和菓子のような品のある味わいになります。
抹茶ラテという名の通り、ほんのりミルキーな要素もあり、クリームオブライスのクリーム感とのなじみが非常によく、混ぜるほどに一体感が増す印象でした。
4位:VITAS PROTEIN(WPC) ブルーベリーヨーグルト

クリームオブライスとの相性において、検証チームが最も「予想外」と声を上げたのがこの組み合わせです。フルーツ系は相性が悪いと予想していましたが、ブルーベリーヨーグルトだけは別格でした。
ヨーグルトのまろやかな乳感がクリームオブライスのクリーム感と融合し、ブルーベリーの酸味を包み込む形でバランスをとってくれます。「乳製品感」がお米との橋渡し役になることで、フルーツ単体のフレーバーとは一線を画す相性の良さを発揮しました。
5位:GOLD’S GYM CFMホエイプロテイン ミックスベリー風味

ストロベリーとブルーベリーのミックスベリーフレーバーは、クリームオブライスとの相性は悪くありませんでした。
ベリーの甘酸っぱさはお米の甘さとある程度なじみますが、酸味がわずかに競合する場面があり、4位のブルーベリーヨーグルトほどの一体感には届きません。冷凍ミックスベリーを入れるとより美味しさが増すだろうと感じました。
6位:Naturecan ホエイプロテイン(WPC) 北海道 芳醇メロン味

メロンの香りは強烈で、混ぜた瞬間から存在感を放ちます。クリームオブライスの素朴さとメロンの芳醇さがどうにも噛み合わず、高評価には至りませんでした。
メロン自体のフレーバー再現度は高いだけに、クリームオブライスとの方向性の違いがもったいない組み合わせでした。相性という観点では、今回参戦したフルーツ系の中で最も米との距離がありました。
7位:Kentai ウェイトゲインアドバンス バナナラテ風味

バナナの甘みはクリームオブライスと親和性がありそうに思えましたが、ラテの風味が「液体で飲む想定の香り」として鼻に残り、クリームオブライスとの相性を下げる要因になりました。
バナナフレーバー単体であれば評価は変わっていたかもしれませんが、ラテ感がカフェラテ系と同じ「食べ物として違和感が生じるゾーン」に引っ張っていった形です。
8位:ALPRON WPC ホエイプロテイン チョコチップ

チョコレート系でありながら、2位のVALXと異なりクリームオブライスとの相性で大きく順位を落としたのがチョコチップです。
粒状のチョコチップがクリームオブライスのなめらかな食感と噛み合わず、テクスチャの観点で低評価です。フレーバーとしての方向性は悪くないだけに、「溶け込まない食感」がクリームオブライスとの相性を悪くした原因です。
9位:REYS ホエイプロテイン カフェオレ風味

クリームオブライスとの相性という観点で、カフェオレのコーヒー香は明確にミスマッチでした。コーヒーは本来液体で飲む前提で設計された香りのため、クリーム状の食べ物に混ぜると「飲み物を食べている」違和感が強まります。
クリームオブライスの持ち味である「お米の自然な甘さとクリーミーさ」を、コーヒーの苦みと香りが上書きしてしまい、お互いの良さが消し合う組み合わせでした。
10位:Myprotein Impact ホエイプロテイン アイスラテ

クリームオブライスとの相性において最下位となりました。アイスラテはカフェオレよりもさらにコーヒー感が強く、加えて人工甘味料由来の甘さがお米の自然な甘さと二重に衝突します。
混ぜた直後から香りが強烈で、クリームオブライスの素朴さとクリーミーさが完全に上書きされてしまいます。アイスラテとして飲む分には美味しいだけに、クリームオブライスとの組み合わせという文脈では、その特徴が裏目に出てしまった結果でした。
プロテイン検証チームが教える!相性を決める「3つの法則」
10種を食べ比べてわかったのは、「好み」や「プロテイン単体のおいしさ」だけでは相性は決まらないということです。検証チームが導き出した法則を3つに整理しました。
①お米の自然な甘さと合うのは「自然系フレーバー」

クリームオブライスは、白米本来のほのかな甘さを持っています。この甘さは砂糖や人工甘味料とは異なる、でんぷん由来のやさしい甘みです。
安納芋・抹茶・ブルーベリーヨーグルトといった「自然素材の甘さ・風味を再現したフレーバー」はこの甘みと同じ方向を向いているため、口の中で自然に溶け合います。プロテインフレーバーが「自然系かどうか」が相性判断の第一関門かもしれません。
② 人工甘味料が強いと甘さのベクトルが衝突する
人工甘味料特有の「後から追いかけてくる甘さ」は、お米の甘さとタイミングがずれます。最初は違和感がなくても、飲み込んだ後に甘さの種類が混在した後味が残り、食べ疲れしやすくなります。
アイスラテ・チョコチップがこの傾向に当てはまり、後半になるほど重く感じられました。人工甘味料フリーのプロテインを選ぶと相性が改善する可能性があります。
③ 「飲むもの」を「食べる」と違和感が生まれる(カフェラテ系)
カフェオレ・アイスラテはそもそも「液体で飲む前提」で開発されたフレーバーです。そのため、固形・クリーム状の食べ物に混ぜると、脳が「これは飲み物のはずなのに食べている」という矛盾を感じ、満足感よりも違和感が先立ちます。
プロテインフレーバー自体の完成度は高くても、食べ方を変えるだけで評価が大きく変わる典型例でした。
今回使用したクリームオブライス「YAOKI」とは

今回の検証で使用したのは、YAOKI クリームオブライス(インスタント)。国産アルファ化米を100%使用した、日本発のインスタントタイプです。
アルファ化米とは、炊いたお米を急速乾燥させたもので、消化性が高く保存性にも優れているのが特徴です。従来のクリームオブライスは電子レンジや鍋での加熱が必要でしたが、YAOKIは水を注いで30秒混ぜるだけで完成する手軽さが最大の強みです。トレーニング前後の時間がない場面でも、すぐに栄養補給できます。

脂質がほぼゼロで余計な添加物もなく、プロテインを混ぜることで不足しがちなたんぱく質も一気に補えます。
(アストレ編集部)