「EAAの作り置きは何時間持つ?」「冷蔵庫での作り置きは良い?」などと疑問に感じている人は多いです。
EAAを飲むタイミングは朝起きてすぐやトレーニング前・中など様々です。こまめに回数を分けて飲むと効果的なEAAだからこそ、1度にEAAを作り置きしている方もいるかもしれません。
しかし、EAAの作り置きには細菌の繁殖のリスクがあります。本記事では、EAAの作り置きで菌が繁殖するケースや外出先でも新鮮にEAAを飲む方法などを丸ごと解説していきます。
EAAの作り置きで菌が繁殖する条件
細菌の繁殖が爆発的に増える条件は3つあります。EAAを作り置きすることで菌が繁殖する条件を満たしてしまうので、基本的にEAAを作り置きして飲むことは推奨していません。
- 栄養素
- 水分
- 温度
栄養素
菌は高タンパクな食品を好んで繁殖します。EAAは9種類の必須アミノ酸からなる食品ですので、菌の栄養素になります。
プロテインも同様にタンパク質食品になりますので、菌の繁殖には注意が必要です。
水分
細菌は水分を利用して繁殖するため、水分なしで増えることはありません。EAAを作り置きは水に溶かした状態が長時間続くので、菌の繁殖が進行します。
また、シェイカーに粉末だけを入れておく場合でもわずかな水分によって菌が繁殖する場合もあります。特に夏場の暑い時期や湿度の高い日は繁殖可能性が高まるので注意が必要です。
温度
食中毒の元である細菌は10~60度で増殖し、36度前後で最も活発になります。私たちが生活している温度下でEAAの作り置きをすると菌が繁殖する温度条件を満たしてしまいます。
また、EAAの作り置きの時間がわずかでも炎天下や空調が効いていない室内では菌が急速に繁殖を繰り返すので最大の注意が必要です。
EAAを冷蔵庫で作り置きするのはいい?
寝る前に冷蔵庫でEAAを作り置きして、翌朝飲もうと考えている方がいるかもしれません。冷蔵庫でのEAAの作り置きで菌の繁殖時間を伸ばすことができても菌の繁殖は止められません。
一般的に多くの細菌は冷蔵庫の温度である10度以下では繁殖が遅延すると言われています。しかし、冷蔵庫でEAAを作り置きした時点で菌の繁殖条件である「水」を満たしているので菌の繁殖は必ず進みます。
また、菌の繁殖は倍々に増えていくので時間が経てば経つほど冷蔵庫での保管であっても食中毒のリスクは格段に上がります。
10分後:40個→20分後:80個→30分後:160個…
冷蔵庫でEAAを作り置きして飲める時間を伸ばそうと考えている方でも、万が一のリスクを考慮すると、以下で解説する菌を繁殖させない飲み方が理想です。
EAAを作り置きせずに新鮮に飲む秘訣
EAAを安全に飲むには1度に作り置きするのではなく、飲む直前に水に溶かすのが理想です。ジムなどにEAAを持っていきたい方なら粉末と水を分けて持参するようにしましょう。
- 水滴が付いてないシェイカーを持参しよう!
外出する際のEAAの粉末を持ち運ぶ方法として、コンパクトな保存容器を1つ持っておくのが便利です。外出先での作り置きを防げるだけでなく、ビニール袋からEAAを取り出す際にこぼす心配もありません。
GronG(グロング)が発売している「ファンネル 漏斗」という商品ならEAA以外にも錠剤やタブレットも同時に持ち運べる優れものです。
- EAAやプロテイン1回分に分けて持ち運べる!
- タブレットボックスとパウダーボックスが独立している!
- 先端がろうとになっているからペットボトルに直接入れられる!
- カラビナ付きでリュックやバッグに取り付け可能!
シェイカーを持ち運ぶ必要もなく、外出先での新鮮なペットボトルですぐEAAが作れるため、新鮮度抜群です。個数も1個から4個セットまで展開しているので、持ち運ぶサプリメントの量によって購入個数を決めましょう。
EAAの作り置きのまとめ
ここまでEAAの作り置きはできるのか、新鮮に飲む方法について解説してきました。「EAAの作り置きはせずに、飲む直前に水に溶かすのがベスト」が結論です。
- EAAに菌が繁殖する条件は「温度」「栄養素」「水分」!
- EAAを作り置きで1日放置は絶対NG!
- 冷蔵庫でEAAを作り置きしたとしても菌の細菌は止められない!
- 菌の繁殖条件によって繁殖スピードは異なるため、「EAAの作り置きは何時間までOK」ということはない!
- コンパクトな持ち運び容器を持っておけばEAAの新鮮さを保てる!
菌は時間と共に指数関数的に増えていきます。冷蔵庫で冷たいからEAAを作り置きして朝飲むということはせずに、飲む直前に水に溶かす習慣をつけましょう。
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