【マスターズオリンピア2025 】DAY1の結果をカテゴリー別に解説!!

東京プロ2025

2025年8月10日(土)、マスターズオリンピアが東京国際フォーラムで開幕し、初日から世界最高峰レベルの戦いが繰り広げられました。

マスターズオリンピアとは

マスターズオリンピアは、40歳以上の選手に出場資格があります。初日だけでも100人近くの選手が登場し、その全員が驚くべき肉体を披露しました。

今回のマスターズオリンピアは、日本で開催されたボディビル大会としては過去に例を見ないほどの多国籍な選手数と、それに伴う多くの海外からの観客で溢れかえっていました。

会場内は様々なスポンサーによる装飾やブースで雰囲気が良く、オリンピアのヘッドジャッジであるスティーブ・ワインバーガー氏やテリック・エル・グインディ氏、さらにはミスターオリンピアのオーナーであるジェイク・ウィード氏も来日し、大会の権威とレベルの高さを物語っていました。

クラシックフィジークカテゴリーの結果

クラシックフィジークでは湯浅選手が準優勝、兒玉シン選手がセカンドコールのセンターに配置され、トップ10入りを果たしました。

兒玉慎一郎選手

東京プロ2025

「日本最高の背中」と称されるほどの兒玉シン選手のバックダブルバイセップスは世界にも引けを取らないほど印象的でした。

丸々とした筋肉が特徴的で、左右対称に整っているシンメトリーさは非常に強みになっていました。また、下半身のラインの入り方や、前後から見た時のドライな質感も非常に優れていました。

惜しくもトップ5には入れなかったものの、大きな躍進を遂げた結果となりました。

湯浅幸大選手(キング湯浅)

東京プロ2025

湯浅選手は数々のトップ選手を抑え、堂々の2位入賞という快挙を成し遂げました。

彼は2020年のミスターオリンピアで4位入賞の実績を持つアレックス・カンボネロ選手と互角に渡り合い、角度やポーズによっては上回るパフォーマンスを見せました。

足・胸の厚みと複雑なカットの入り方、バックポーズでのハムストリングスや臀部の発達は世界トップ選手と比較しても負けていないことを証明した結果となりました。

212ボディビル部門(96kg以下)の結果

この部門は、大ベテラン選手(40歳以上、中には50代に見える選手も)が多く出場し、文字通りベテランたちの戦いでした。多くの選手が皮膚感が硬く、バリバリに仕上がった迫力ある肉体を披露しており、見応えがありました。絞り切った上で90kg台の体重を維持しているのは「とんでもないこと」と再認識させられました。

廣川翔一選手

東京プロ2025

廣川選手はクラシックフィジークから212ボディビルに転向してまだ2年目ですが、昨年と比べて2kg以上増量しており、圧倒的なバルクが印象的でした。

胸の厚みと肩の発達が際立っており、サイドポーズやフロントリラックスでの幅が非常に目立っていました。

下半身や背中の広がりも目覚ましく、212の選手の中ではかなり大きく見えました。下半身も含めて非常に目立っており、腕のサイズも驚くほどでした。もう少し順位が上でも文句は出なかったのではないかと思っています。

山岸秀匡選手

東京プロ2025

山岸さんは2023年のマスターズオリンピアで優勝しており、今大会がラストステージと表明されていたため非常に注目されていました。

現役時代と比較するとサイズはどうしても縮んでしまっていましたが、強みであるコンディション調整とドライな質感は圧倒的でした。

決勝でのフリーポーズ(高梨康治さんの「Pride」)は、彼がオリンピアやアーノルドクラシックで最前線で戦ってきた姿を日本で見ることができ、多くのファンが感動した瞬間でした。

ウェルネスカテゴリー

IFBBプロリーグでは比較的新しいカテゴリーで、下半身に重点が置かれています。

女性らしい柔らかい曲線美と、圧倒的な大腿部とハムストリングのボリュームが特徴です。

特に印象的だったのは、優勝したブラジルのレナタ選手(青い水着)でした。ウエストが非常に細く、そこから下半身が大きく広がるシェイプと、サイドレッグの明確なラインが際立っていました。

ウィメンズフィジークカテゴリー

今回の大会でボディビル的な観点から見て最もレベルが高かった可能性も指摘されるほど、選手層、特にトップ5が素晴らしかったです。

男性のクラシックフィジークのような立ち位置で、素晴らしいプロポーション、筋肉の立体感、そして薄い皮膚感が審査されます。

ウィメンズボディビルカテゴリー

ウィメンズボディビルカテゴリーの優勝者は南アフリカのティアナ・フレックス選手でした。

ウェルネスやビキニとは異なり、ハイヒールを履かず、男性のボディビルに近いポーズを取ります。

サイズと絞りから生まれるパワフルさが特徴で、特にウィメンズボディビル選手の背中(僧帽筋の厚みから広背筋の広がりまで)は平均的な男性選手よりも発達しており、会場からは驚嘆の声が上がっていました。

40歳以上という年齢を感じさせない、ドライで引き締まった腹筋も多くの選手に見られました。

マスターズオリンピア DAY1レポート総括

FWJ(日本フィットネス連盟)主催で行われた今回のマスターズオリンピアは、会場のセッティング、ウェブサイトの作り込み、ペイパービューの画質や画角など、全体的に非常に素晴らしい運営でした。

今回のマスターズオリンピアは想像をはるかに超える素晴らしい形で開催され、多くの観客に感動を与えました。世界に対して日本のボディビルの魅了が存分に伝わったのではないかと思います。

まだマスターズオリンピアのDAY2と東京プロも開催される予定ですので、引き続きアストレでは最新情報をアップデートしていきます!

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