
東京プロ(tokyopro)はプロフィジーク選手が数多く集結する日本最大級のボディコンテストです。本記事では東京プロ2023の賞金、結果、注目フィジーク選手などを1つ1つ詳しく解説していきます。
↓この記事はこんな方におすすめ↓
・東京プロの結果と講評を知りたい
・東京プロの概要を詳しく知りたい
・東京プロ2023の有力選手を知りたい
・東京プロを初めて観戦する時の注意点
東京プロ2023の結果
2023年8月27日に開催された東京プロ2023のメンズフィジークのトップ6を講評とともに解説していきます。
ジャッジシート/スコアカードも載せていますので、各選手の点数も参考にしてみてください。
メンズフィジーク順位結果と講評
東京プロ2023の結果と順位、講評を解説していきます。

【優勝】Joven Sagabain(ジョーベン・サガバイン)
東京プロ2023を制し、見事オリンピアへの切符を手にしたのは「Joven Sagabain」選手でした。
Joven選手はオリンピア4連覇したフィジークの王様、「ジェレミー・ブエンディア」をコーチにつけています。
また、ジェレミーと同じくフィリピン系ということもあり、ポージングもジェレミーへのリスペクトが伝わってくる動きが印象的です。
海外でもサイズ負けしない筋量と完成されたバックポーズでカネキンとの差をつけました。
今回の東京プロに比べて昨年のオリンピアの方がコンディションが良かった印象なので、絞り切ったJovenのステージングに期待です。
【準優勝】金子駿(カネキン)
東京プロ準優勝は、カネキンこと「金子駿」選手です。
フロントポーズとコンディションという面では優勝したJoven選手を上回っている印象でした。
しかし世界で戦うとなると、背中の厚みがまだまだ足りていません。昨年と比べるとインプルーブしていましたが、これからの大きな課題になりそうです。
本人もSNS上で発信していた通り、現状の日本人No.1フィジーク選手と言っても過言ではないほど実力をつけてきています。
大会数週間前にコーチとしてアリエル・カッツを迎えたという話をしており、コーチ変更の中で結果を出しているのはさすがですね。
【3位】湯浅幸大
東京プロ3位は「湯浅幸大」選手です。
日本人のメンズフィジーク選手で最多のオリンピア出場を果たしている実力派。
バックポーズの広背筋の広がりと肩の飛び出しが印象に残らなかったように思います。
個人的に、今回の東京プロはジャッジシート以上に3位と4位以降の差が大きい印象があります。
【4位】寺島遼
4位は「寺島遼」選手でした。
大会前は「現在の体では勝つことは難しいが、順位を荒らすことはできる。」と語っていた寺島さん。
実際に4位に入賞してしまうのが寺島選手のポテンシャルの高さを表しています。
フロントポーズはカネキンに勝るとも劣らないきれいな形をしている一方、バックポーズが明らかに他選手と張り合えていませんでした。
世界で戦えるようになるにはもう少し時間が必要ですが、筆者個人的には日本人で1.2を争うポテンシャルの高さを持っていると思います。
【5位】佐藤正悟
5位は「佐藤正悟」選手でした。
ステージに上がった瞬間、今までで一番コンディションを仕上げてきたという印象を受けました。
若干ぼやけて見えがちだったミッドセクションもはっきりしており、完成度が非常に高かったです。
脊柱起立筋が分厚いがゆえに、背中の凹凸が目立たなくなってしまっているのがもったいない印象を受けました。
【6位】小池友仁(JIN)
6位はJINこと、「小池友仁」選手でした。
フロントポーズは審査員次第では上位にランクインできるポテンシャルを持っていると思いますが、バックポーズで弱点が目立ちました。
1位のJoven選手や2位のカネキン選手と比べるとバックポーズ時の肩の張り出しが弱く、印象付けることができませんでした。
また脊柱起立筋のセパレーションが弱く、上部もぼやけて見えたという印象です。
筆者個人的には、バックポーズのポージングをもっと体を反ってセパレーションを際立たせる方が良いと感じました。
ジャッジシート/スコアカード
大盛況となった東京プロ2023のジャッジシート/スコアカードは以下になります。

東京プロ(tokyopro)とは

昨年はチケットが即完売したほどの人気を見せる東京プロ(tokyopro)が今年もやって来ます。ここでは東京プロの魅力・歴史・開催場所について解説します。
- 東京プロ(tokyopro)は日本最大級のボディコンテスト
- 東京プロ(tokyopro)の歴史は?
- 東京プロ(tokyopro)2023の開催場所
東京プロ(tokyopro)は日本最大級のボディコンテスト

東京プロ(tokyopro)は日本ボディビル団体のFWJが運営する日本最大級のボディコンテストです。東京プロにはLYFTのCEOを務めるエドワード加藤選手やYouTuberとしても絶大な人気を誇るカネキンこと金子駿選手などプロの資格を持った強者選手が勢揃いします。また、世界からの刺客も毎年注目されます。
東京プロで好成績を残すと賞金や世界一を決める大会オリンピアへの出場権が送られます。賞金と日本一の称号を求めて日本を飛び越えて世界中からプロ選手が白熱の試合を見せてくれます。

東京プロのもう一つの楽しみが企業によるブース出展です。テレビや雑誌などで注目を集める「プロテイン入りカステラ」やここでしか買えないアパレル商品などが立ち並びます。
今年はイギリスのサプリメントブランド「Naturecan fitness」が主催なので、「Naturecan fitness」の商品をはじめ、20異常の人気ブランドが出展します。プロテインやサプリメントを試飲できたり、企業の商品が無料配布されます。気になるブランドの商品を見つけるチャンスです。
東京プロ(tokyopro)はいつから始まった?
東京プロ(tokyopro)は2021年にスタートして今年で3度目の開催です。東京プロ2021年大会では日本を代表するフィジーク選手9名から日本一を決める大会として誕生しました。この大会によって日本のフィジーク人気が爆発し、現在のボディビル界にも絶大な影響を与えました。
メンズフィジークからスタートして現在ではクラシックフィジークやウィメンズのビキニなど部門が拡大し、毎年レベルアップしています。今後もさらなる規模の拡大が期待で気、日本のボディコンテストとしての地位を高めていくでしょう。
東京プロ(tokyopro)2023の開催場所
東京プロ(tokyopro)2023の開催場所は昨年と同じく「ベルサール渋谷ガーデンホールC」です。
住所 | 〒150-0036 東京都渋谷区南平台町16-17 住友不動産渋谷ガーデンタワー 1F・B1 |
最寄駅 | 渋谷駅:西口徒歩10分(JR線・銀座線・東横線・半蔵門線・副都心線) 神泉駅:南口徒歩6分(井の頭線) |
ベルサール渋谷ガーデンホールCは最大1,620人を収容できるイベント会場です。東京プロ2023では自由席と指定席があり、座席の位置により金額が異なります。
東京プロ(tokyopro)2023の日程

東京プロ2023は8/26から2日間にわたって開催されます。最も盛り上がるプロショーは8/27の午後から開催予定です。
日程 | ショー名 | 詳細 |
---|---|---|
8/26(土) | REGIONAL SHOW Day1 | ビキニ・メンズフィジーク |
8/26(土) 夕方 | MEET THE TOKYO PRO | IFBBプロを間近で見て、触れ合える機会 |
8/27(日) 11時 | REGIONAL SHOW Day2 | ウェルネス・フィジーク・ウィメンズフィジーク・クラシックフィジーク・ボディビル |
8/27(日) 午後 | NATURECAN PRESENTS TOKYO PRO SUPER SHOW | ビキニ・メンズフィジーク・クラシックフィジーク |
8/27の開場は10時で、リージョナルショーである「TOKYO SUPER SHOW」は11時開演予定です。メインショーである東京プロはリージョナルショーが終了したのち午後からの開催です。
8/27の東京プロのチケットを購入するとリージョナルショーも観戦できます。8/26を観戦したい方は別途チケットが必要となるので注意してください。これからプロを目指す選手を一緒に応援しましょう。
東京プロ(tokyopro)2023の注目フィジーク選手

ここでは出場を表明している東京プロ注目フィジーク選手を5人紹介していきます。初めて東京プロを観戦する方は推しのフィジーク選手を見つけてみてください。
金子俊選手

東京プロ2023の注目フィジーク選手1人目はカネキンの愛称で知られ、YouTubeでも絶大な人気を誇る金子俊選手です。金子選手は東京プロ2022ではエドワード加藤選手を破り、33歳にして優勝を掴みました。
初のオリンピアはサードコールで予選敗退しましたが、これから間違いなく日本のフィジーク界を牽引していく選手です。
自身のインスタグラムでは「努力は常に認められてるけど、今回の東京プロでは才能も認めさせる」とコメントしています。前回大会に続いて連覇も期待されます。
エドワード加藤選手

東京プロ2023の注目フィジーク選手2人目はエドワード加藤選手です。エディの愛称で多くのファンに親しまれ、登場すると大きな歓声が挙がります。
東京プロ2022大会では惜しくも2位で終わってしまいました。昨年のような絞りでミッドセクションが仕上がっていれば東京プロ2023でもファーストコールに呼ばれるでしょう。
エドワード加藤選手にとって今年の初戦大会であるT.R.U Athlete UK PROではサードコールで呼ばれて順位は付いていません。自身のインスタでは「世界の壁は厚かった」とコメントしています。
湯浅幸大選手

東京プロ2023の注目フィジーク選手3人目は湯浅幸大選手。湯浅選手は東京プロの初代チャンピオンで、日本最高棒の大会ミスターオリンピアに日本人として初出場したことでも有名です。
湯浅選手はもともとボディビル選手として活躍していましたが、2015年にフィジークに移籍しすぐに頭角を表しました。競技歴は10年で日本だけにとどまらず、世界中の大会で実績を残しているベテラン選手です。
自身のインスタでは「過去最高で挑む!」とコメントしています。どんなステージを見せてくれるのか楽しみです。
佐藤正悟選手

東京プロ2023の注目フィジーク選手4人目は佐藤正悟選手です。2014年から数多くの賞を受賞し中でも「オールジャパンメンズフィジーク選手権」でオーバーオールでの3連覇は衝撃的でした。
圧倒的なバランスの良さが佐藤選手の強みになります。バルクがありつつシャープな体型は皆の憧れです。年齢も今年43歳とは思えない若々しさで大人の余裕感もかっこいいです。
佐藤正悟選手選手の2023初戦大会に関する最新情報はこちらで詳しく解説しています。
小池友仁選手

東京プロ2023の注目フィジーク選手5人目は小池友仁です。JINの愛称で慕われ、YouTubeの登録者数は50万人以上のフィットネス界のインフルエンサーです。2019年にIFBBのプロカードを取得しています。
小池選手の最大の強みは他のフィジーク選手に引を取らないバルキーさでしょう。胸の厚みや腕の太さはステージで実際に見ると圧巻の存在感です。東京プロ2022では3位という結果でした。
自身のインスタやYouTubeでは「オリンピアデビューまでもう少し」と意気込みを見せています。会場に行く方はJIN選手がプロカードを獲得する瞬間を見届けましょう。
東京プロ(tokyopro)2022の優勝者はカネキン選手【結果】

東京プロ(tokyopro)2022メンズフィジーク部門を制したのはカネキン選手です。優勝の要因はフィジークとしてのバランスが完璧だったのとミットセプションで2位のエドワード加藤選手に差をつけたのではないかと考えます。一つ一つの筋肉がカネキン選手の方が優っていました。
以下では1位から5位の東京プロ2022メンズフィジーク部門の結果について紹介していきます。
順位 | 選手名 |
1位 | 金子俊(カネキン)選手 |
2位 | エドワード加藤選手 |
3位 | 小池友仁(JIN)選手 |
4位 | 佐藤正悟選手 |
5位 | 湯浅幸大選手 |
東京プロ2023では上記の選手から優勝者が出るのか、それともダークホースが現れるのか気になるところです。
東京プロ(tokyopro)2023の賞金

東京プロではどのくらい賞金が出るのか気になる方も多いと思います。東京プロ2023の賞金総額は$30,000(433万円)で、以下の3部門に$10,000ずつ贈られます。
部門 | 詳細 |
メンズフィジーク | $10,000 |
ウィメンズビキニ | $10,000 |
クラシックフィジーク | $10,000 |
また、優勝者には賞金に加えてオリンピアへの出場権やトロフィー、スポンサーから贈呈品が贈られます。
東京プロ(tokyopro)の観戦方法

東京プロ(tokyopro)には2種類の観戦方法があります。初めての方でもスムーズに観戦できるようにわかりやすく解説していきます。
- チケットを購入して会場で観戦
- 東京プロの開催日に会場に行く
チケットを購入して会場で観戦
東京プロ2023のチケットは「チケットぴあ」にて購入できます。現在全席のチケットが完売していますが、LIVE配信から観戦できます。
東京プロ2023のチケットの種類は席のランクごとに5種類あり、値段も7,000~100,000円とピンキリです。開催日によって同じランクの席でも値段が異なるので注意しましょう。
チケットの種類 | 値段(8/26) | 値段(8/27) | 発売期限 |
---|---|---|---|
指定席:VIP席 | なし | 100,000円 | 2023.8.22 |
指定席:SS席 | 15,000円 | 35,000円 | 2023.8.22 |
自由席:S席 | 12,000円 | 22,000円 | 2023.8.25 |
自由席:A席 | 6,000円 | 12,000円 | 2023.8.25 |
自由席:B席 | なし | 7,000円 | 2023.8.25 |
FITNESS EXPO 入場券 | 1,000円 | 1,000円 | 売り切れ次第終了 |
1番高VIP(指定席)のチケットの値段は10万円しますが、プロ選手を目の前で堪能できる優越感があります。また、特別記念品も付いています。
26日と27日で座席配置が異なるので以下のイラストで確認してください。

27日B席の方は26日のA席の後部となります。
FITNESS EXPO入場券とはベルサール渋谷ガーデンにて多くのブランドが出店するブース出店への入場券です。ここでしか買えないフィットネス関連グッズに出会えるだけでなく、選手との写真撮影ができる機会もあります。ブース出店だけのために来店される方も少なくありません。
ライブ配信を購入して観戦
東京プロ2023を観戦する2つ目の方法はライブ配信の購入になります。お住まいが会場から遠い方や当日予定がある方におすすめの観戦方法です。

フィットネスワールドTVから購入すれば、大会当日8/27の13時からライブ配信にて観戦できます。また、事前購入は当日購入より500円安い5,000円で購入できます。
見逃し配信については翌日8/28から1年間有効になるので、何度も見返しが可能です。また、購入特典として過去2年間の東京プロの動画が付いています。
東京プロ(tokyopro)を観戦する際の注意点

東京プロ(tokyopro)2023の開催当日にチケットを持ってベルサール渋谷ガーデンに行きましょう。チケットの列があるので並んで会場に入ります。早く並んでも10時にならないと入れません。
東京プロ(tokyopro)を観戦する際は以下の注意点を守って観戦するようにしましょう。
・スマホ・タブレット以外の撮影禁止
・選手へヤジを飛ばす発言
東京プロ(tokyopro)のコンテストを動画で撮影可能です。撮影した動画をYouTubeやSNSに投稿することも許されています。しかし、スマホ・タブレット以外での撮影はできないので注意しましょう。
ボディビルコンテストで選手への掛け声をよく見かけますが、選手を侮辱するような発言は辞めましょう。いきなり立ち上がったり、手を大きく上げるなど周りの人の迷惑となる行為も禁止です。最低限のマナーを守り、全力で応援しましょう。
推しの選手を決めて東京プロ(tokyopro)を観戦しよう

ここまで東京プロ(tokyopro)の賞金・結果・注目選手などを解説してきました。東京プロは日本最大級のボディコンテストです。
紹介した選手以外にも注目選手はたくさんいるので、動画やSNS等で調べてみてください。東京プロ2022の結果などから自分の推しの選手が見つかると一層東京プロの観戦を楽しめますよ。
東京プロ(tokyopro)のよくある質問
- 東京プロを観戦する際の注意点は?
-
東京プロを観戦する前に以下の注意点を確認しましょう。
・動画撮影はスマホ・タブレットのみ
・選手を侮辱するような発言はNG最低限のマナーを守って観戦を楽しみましょう。
- 東京プロ2023の注目フィジーク選手は?
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東京プロ2023への参加選手は確定していませんが、出場するであろう注目フィジーク選手はたくさんいます。こちらでは東京プロ2023の注目メンズフィジーク選手を5人予想して紹介しているので確認してみてください。
- 東京プロフィジーク部門のBGMは何ですか?
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Evgeny Bardyuzhaという音楽家の「Squad」という曲です。
- 東京プロはライブ配信されますか?
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東京プロ2023は8/27の13時からライブ配信されます。フィットネスライブTVから5,000円で購入できます。
東京プロのライブ配信に関する詳しい説明はこちらをご覧ください。
- 東京プロ2023のチケットの値段は?
-
東京プロ2023のチケットの値段は7,000~100,000円まで幅広いです。こちらではチケットの種類ごとの値段を表にまとめています。