2023年8月26-27日、ルーマニアにてマスターズオリンピア2023が開催されました。日本からは“ビッグヒデ”こと、山岸秀匡選手が現役復帰と大会出場を表明。見事、マスターズオリンピア212カテゴリーで優勝し、世界一の称号とオリンピアタイトルを獲得しました。
マスターズオリンピアとは
マスターズオリンピアを簡単に説明すると、「40歳以上の年齢制限付きのミスターオリンピア」です。もちろんオリンピアタイトルがついているため、世界一の40歳以上を決める大会になっています。
マスターズオリンピアの各部門の優勝者は、ミスターオリンピアの出場権が与えられます。
したがって、山岸選手のように引退した選手だけでなく、現役のオリンピア出場者も優勝を狙う非常にハイレベルな大会になっています。
前回のマスターズオリンピアは2012年に開催され、今回は約11年ぶりの復活ということもあり、盛り上がりを見せました。
▼▼以下記事では、マスターズオリンピア優勝候補として山岸さんを紹介しています▼▼
マスターズオリンピア212の出場選手
マスターズオリンピア212の出場選手一覧は以下の通りになっています。日本の山岸選手の名前も載っていますね。
マスターズオリンピアの結果
以下、山岸選手が出場したマスターズオリンピア212の順位と講評を解説していきます。
- 山岸秀匡
- デイビット・ヘンリー
- アンワル・ダルウィシュ・アリ・アル・バルシ
- スティーブ・D・セイヤー
- ジョニ・シュリーブ
優勝は山岸秀匡選手。マスターズオリンピア212で優勝したことで、今年11月に開催されるミスターオリンピアの出場権を獲得しました。
自身のSNSで大会後の感想として、「“勝っちゃった”いう表現が合っている。正直出場を決めたとき、通用しないだろうと思っていたので、マスターズといえどもオリンピアタイトルだからね。オリンピアのタイトルが加わったのはうれしい。50歳でオリンピア出ると思っていなかったから、正直信じられない。」と語っています。
山岸秀匡選手の講評
今大会で山岸選手が優勝した要因は大きく2つあります。
1つ目は、圧倒的なコンディションの良さです。2位のデイビット・ヘンリーと比べても確実な差があります。
もちろん筋肉量や迫力という意味では、2位以下の選手の方が良かったのは間違いないです。しかし、筋肉のストリエーションと部位1つ1つのセパレーションがくっきりと見えるレベルなのは山岸選手だけでした。
2つ目は、ミッドセクションのコントロールの出来です。
ボディビルカテゴリーの選手となると、どうしても意識していても腹筋が出てしまいます。2位のデイビット・ヘンリーも腹筋のふくらみが目立ってしまっていました。しかし山岸選手は全選手の中で最もミッドセクションのコントロールができており、腹筋が出ているシーンは見られませんでした。
特にリラックスポーズでお腹を出さないこと、腹筋をコントロールできることを見せることができた山岸さんは、ジャッジから高評価を受けたと言えるでしょう。
まとめ
今回はマスターズオリンピア2023の結果と山岸秀匡選手の優勝要因を解説してきました。山岸秀匡選手の圧倒提なコンディションの良さとミッドセクションのコントロールの出来が優勝を呼び込んだと考えられます。現役復活を表明した大会で優勝してしまうのはさすが山岸さんとしか言えないですね。
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