【カイグリーンの現在】背中トレーニングや食事メニューを徹底解説!インスタも紹介!

カイグリーン

カイグリーン(Kai Greene)は2000年代後半~2010年代に活躍したボディビルダーです。「ザ・プレデター」の異名を持ち、歴代最高の背中を持っています。

ボディビルダーでありながらアーティスト・ダンスパフォーマーでもあるカイグリーンの現在や背中トレーニングなど徹底解説していきます!

目次

カイグリーンとは

カイグリーン

カイグリーンは身長172cmながら「ザ・プレデター」という異名を持つボディビルダーです。三つ編みの髪と独特なフリーポーズが特徴的で、まるで映画に出てくるプレデターのよう。

2016年から大会には出場しておらず実質的に現役引退しているカイグリーンですが、その芸術的な肉体は今もなお健在です。

  • 本名:カイ・グリーン(Kai Greene)
  • 出身地:アメリカ合衆国ニューヨーク州ブルックリン
  • 生年月日:1975年7月12日
  • 身長:約172.5cm
  • 体重:約120~124kg
  • 職業:プロボディビルダー、経営者

カイグリーンの現在について

カイグリーン

カイグリーンは2016年を最後にコンテストから遠ざかり、現在はサプリメント会社をはじめとした会社経営に注力しています。

その傍らトレーニングも継続しており、世界中のフィットネスイベントに招待されて飛び回っているようです。世界中のファンと交流しながら自身の会社の宣伝を行っています。

カイグリーンは引退宣言をしておらず、自身の動画で引退を否定している発言をしていることから、またコンテストの舞台に戻ってくる日が来るかもしれません。

カイグリーンの背中トレーニングメニューを紹介!

カイグリーン

カイグリーンといえば、広々とした立体的な“背中”をイメージする人が多いと思います。そんな背中を作ったトレーニングは5種目で構成されています。

  • バーベル・プルアップス(10レップで3セット)
  • ラット・プルダウン(3セット、12レップス)
  • ワンアームダンベルローズ(12~15レップスで3セット)
  • シーテッド・ケーブル・ロー(3セット、10レップ)
  • Tバーロー(3セット、12~15レップス)

カイグリーンは広背筋下部・中部・上部や脊柱起立筋など、細かく狙う部位を決めてトレーニングしています。

それぞれの筋部位の収縮とストレッチを意識して、低重量でも効かせるトレーニングを実践しています。

カイグリーンのトレーニングのポイント

カイグリーン

ここからはカイグリーンがトレーニングで意識していることを解説していきます。実際に動画でカイグリーンが説明していることなので、是非取り入れてみてください。

特徴➀:収縮とストレッチを意識できる重さでトレーニングする

カイグリーンは「やみくもに重量を追い求めたトレーニングは間違っている」と話しています。

「筋肥大を効率的に狙いたいのであれば、筋肉の収縮とストレッチを十分に感じられる重さで限界までトレーニングしろ。ウェイトリフターになりたいわけじゃないだろう?」と動画で解説しています。

「ジムの周りにいる人に重量の自慢をする必要はない。誰もお前のことなんて気にしていない。」というカイグリーンの言葉は刺さる人が多いのではないでしょうか?

特徴➁:自分に合うトレーニングを見つけ出す

世間には多くのトレーニング理論やトレーニング方法がありますが、カイグリーン曰く「自分に合ったものを取り入れてることが重要。絶対にこれが1番というものはない」と話しています。

実際にカイグリーンは、一般的に筋肥大に逆効果と言われている有酸素運動をトレーニング前に1時間していたようです。

周囲の意見を頼るのではなく、実際にやってみて合うかどうかを判断する重要性を学べますね。

プロテイン   編集部

カイグリーンは現状必要なだけ有酸素運動を取り入れているようです。必要であれば1日で4,5時間有酸素をします。

カイグリーンの半生

ボディビル好きで知らない人はいないカイグリーンですが、どのような生い立ちを経験してきたのでしょうか。ここからは半生を振り返ります。

(1)少年時代

カイグリーンはアメリカ合衆国ニューヨーク州ブルックリンに生まれましたが、6歳で孤児になってしまいます。

孤児を受け入れてくれる家庭を転々としながら10年間、生活環境が悪い中育ちました。

孤独なカイグリーンは非行に走ってしまいますが、13歳のころにジムに入会してトレーニングに出会います。

(2)ボディビルとの出会い

カイグリーン

カイグリーンは恵まれた遺伝子と努力で、筋トレをしているとすぐに周囲を追い抜いていきました。

学校の担任の先生はカイグリーンのボディビルダーとしての才能を見出し、ボディビルコンテストに出場することを薦めます。

その言葉がきっかけとなり、カイグリーンは学生ボディビルコンテストに出場することになりました。

(3)学生ボディビルチャンピオン時代

担任の先生の言葉もあり、カイグリーンは学生ボディビルコンテストに数多く出場し、すべての大会で優勝を果たします。

19歳でナチュラルボディビル連盟、NGAアメリカンナショナルズでプロカードを獲得しました。

成功体験が積み重なり、カイグリーンはボディビルで生きていくことに決めました。

(4)プロボディビルダーになる

カイグリーン

20歳になったカイグリーンは大人が出場するボディビルコンテストに出場していきます。学生の頃は敵なしだったカイグリーンでしたが、一般の大会では苦戦したようです。

それでもあきらめずにボディビルに打ち込み、1999年のNPC Team Universe Championshipで見事優勝を果たし、24歳の若さでIFBBプロカードを獲得します。

(5)プロボディビルダー初期

プロカードを獲得した1999年に初めて出場したプロコンテストでは4位入賞を果たします。

それでもトップ選手との差を感じたカイグリーンはここから約4年間、コンテストに出場せずにバルクアップに努めます。

約4年間のオフシーズンを明けた2005年のニューヨークプロでしたが、結果は14位と惨敗。その後4年間大会に出場し続けますが、最高でも3位という結果しか残せませんでした。

(5)プロボディビルダー中・後期

プロとして苦戦していたカイグリーンでしたが、2007年のプロコンテストで初優勝を飾ります。ここから成績が飛躍的に伸び、6回も優勝を飾ります。

2009年にはアーノルド・クラシックで優勝を果たすなど、挫折の多かったカイグリーンがトップボディビルダーとして注目を浴び始めます。

ここからミスターオリンピアにも出場し続け、初大会では4位入賞、最高で2位まで順位を伸ばし、一時代を築くボディビルダーへと成長しました。

カイグリーンがオリンピアで優勝できなかった要因は、最大のライバル「フィル・ヒース」の存在です。カイはフィルヒースのことをリスペクトしながらも、敵意を抱いていました。

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カイグリーンのコンテスト成績を紹介!

カイグリーンのコンテスト成績は以下の通りです。

1994年 NGA American Nationals 1位
1996年 WNBF Pro Natural Worlds 1位
1997年 NPC Team Universe Championships 2位
1998年 NPC Team Universe Championships 3位
1999年 NPC World Amateur Championships 6位
1999年 NPC Team Universe Championships 1位
2005年 New York Pro 14位
2006年 Ironman Pro Invitational 20位
2006年 Shawn Ray Colorado Pro 14位
2007年 Keystone Pro 3位
2007年 Shawn Ray Colorado Pro 1位
2007年 New York Pro 6位
2008年 Arnold Classic 3位
2008年 New York Pro 1位
2009年 Australian Grand Prix Pro 1位
2009年 Arnold Classic 1位
2009年 Mr. Olympia 4位
2010年 Australian Grand Prix Pro 1位
2010年 Arnold Classic 1位
2010年 Mr. Olympia 7位
2011年 Mr. Olympia 3位
2011年 Sheru Classic 3位
2011年 New York Pro 1位
2012年 Sheru Classics 2位
2012年 Mr. Olympia 2位
2012年 Sheru Classic 2位
2013年 Arnold Classic 2位
2013年 Sheru Classics 3位
2013年 Eivls Prague Pro 1位
2013年 Mr. Olympia 2位
2014年 Mr. Olympia 2位
2016年 Arnold Classic 1位

カイグリーンは数々のリージョナルコンテストやアーノルドクラシックでタイトルを獲得し、トップボディビルダーに上り詰めました。

しかし唯一、ミスターオリンピアではフィルヒースの存在により優勝を果たすことができませんでした。

フィルヒースにより「カイグリーンはいつも2位」というイメージが定着してしまいました。

カイグリーンの食事メニューを紹介!

カイグリーン

リープリーストはオンシーズンでは1日6食、栄養バランスを考えて食事を摂ってました。一方でオフシーズンは好きなものを食べていたことで体脂肪率がかなり高かったようです。

オンシーズンは下記の5つの栄養を必ず摂っており、毎食それぞれの項目から選んで食べていました。

カイグリーンのオンシーズンの食事メニュー

1食目:ステーキ(450g)、卵の白身(12個分)、白米
2食目:白米、鶏むね肉(2枚)、七面鳥を使ったハンバーガー
3食目:サーモン(450g)、大量のサラダ、卵の白身(6個分)
4食目:ステーキ(450g)、サツマイモ(2個)
5食目:オートミール(2カップ)、レーズン、サーモン(450g)、コーン(1カップ)
6食目:プロテイン、アボカドまたはカシューナッツ
7食目:野菜(2カップ)、ステーキ(450g)

https://www.instagram.com/kaigreene/

オンシーズンでは1日7食、1食当たりのタンパク質量を増やして栄養摂取しています。

脂質をできる限りカットした食事をしているため、満腹感と消化効率を高めるために野菜を積極的に摂取しています。

カイグリーンのオフシーズンの食事メニュー

1食目:パン(2枚)、卵の白身(4個分)、ネギ(2個)、シュレッドチーズ(4分の1)
2食目:プロテイン(2杯)、アーモンド(28g)、アーモンドミルクまたはココナッツミルク(1カップ)、ブルーベリー(1カップ)、水(1カップ)
3食目:牛肉のステーキ(170g)、きゅうり(半分)、オリーブオイル(小さじ1)、トマト(1個)
4食目:鶏むね肉、クルミ、レーズン、キヌア(2分の1カップ)
5食目:マグロステーキ(140g)、タラ(200g)、ヤムイモ(2個)、バター、パルメザンチーズ(大さじ2)、アスパラガス(4本)

https://www.instagram.com/kaigreene/

オフシーズンの食事メニューは1日5食、PFCのバランスよく食事を摂取していることがわかります。

脂質も摂りますが、ナッツ類やオリーブオイルなど良質な脂から栄養を取り入れています。オフシーズンでもクリーンな食事メニューを維持しているのはすごいですね。

カイグリーンのアーティストとしての才能

カイグリーン

カイグリーンはボディビルの才能だけでなく、アーティストとしての一面を持っています。2011年には大きなキャンバスに絵をかき、個展を開いています。

さらにボディビルをアートとして昇華しており、衣装やマスク・靴を着用したアーティスティックなゲストポーズはとても有名です。

ダンスやポージングも上手かったことから世界中のゲストポーズに呼ばれ、現在も多くのファンとの交流を楽しんでいます。

カイグリーンのまとめ

今回は、カイグリーンの現在や現役時代の背中トレーニングメニューや食事内容などを解説してきました。今ではプロボディビルダーとしての一面が強いですが、孤児として壮絶な過去があったのは驚きでしたね。

トレーニングに対する姿勢やそのストイックさは参考になる方は多いのではないでしょうか。

カイグリーンについてのQ&A

カイグリーンの身長・体重は?

カイグリーンの身長は172.5cm、体重は約120kgです。

カイグリーンのトレーニング時間は?

カイグリーンの平均トレーニング時間は約1-2時間です。ただし、必要によってはもっと多くの時間を費やすのがカイグリーン流です。カイのトレーニングはいつも15~20分の腹筋トレとストレッチから始まります。

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この記事の編集部

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