メキシコプロ(Mexico Pro)は、IFBBプロリーグが主催するボディビル大会で、毎年メキシコの主要都市で開催されます。
メキシコプロ2024では、日本からカネキンこと金子駿選手が参戦し、メンズフィジークに大きな注目が集まりました。
本記事では、メキシコプロ2024の順位結果やカネキン選手に関する講評について解説していきます。
- メキシコプロ2024のカネキン選手の結果
- カネキン選手の良かった点と改善点
- メキシコプロフィジーク部門の結果【スコアシート】
メキシコプロ2024のカネキン選手の順位
大白熱の東京プロ2024が終わった1週間後、カネキン選手は60周年のオリンピア出場をかけてメキシコに飛び立ちました。
東京プロの仕上がりを維持してそのまま臨んだメキシコプロでしたが、結果は7位の位置で着地することとなりました。
カネキン選手は比較審査の段階でファーストコールに呼ばれ、トップ6入りを果たしました。
しかし、メキシコプロに出場していた他の選手と比べるとサイズが大きく劣っており、徐々にセンターからポジションを外されていきます。
その後トップ4だけがバックステージに戻っていき、カネキン選手はセカンドコールの人と並んで比較審査を受けました。
メキシコプロ2024でのカネキン選手の良かった点・改善点
カネキン選手は絞りではトップ4に入れるくらいのコンディションは合わせてきていました。
ステージのライティングがあまり良くない中、カネキン選手の得意のミッドセクションや腹斜筋のカットも見えており、さすがの一言です。
一方で、サイズではほとんどの選手に負けていました。ここ数年でカネキン選手もサイズアップをしてきていますが、いまだに海外選手のバルキーな体の迫力にはついていけていない印象です。
「サイズが小さい」と見ている我々が感じてしまう要因は、①大胸筋の立体感、②体全体の厚み、③腕(特に三頭筋)のバルクにあると筆者は考えています。
メンズフィジークで体重制限が設けられたことにより、出場している選手は体重制限をクリアしている=必要なバルクと捉えられ、これまで以上に筋肉量(バルク)は評価対象になっていることを感じた大会でした。
メキシコプロのフィジーク選手トップ4
メキシコプロ2024のトップ4は以下の選手となりました。
優勝:マウロ・フィアルホ
準優勝:ジョシュア・グドリー
3位:ペドロ・リマ
4位:アレサンドロ・カバノーラ
オリンピアの出場権を獲得したのは、過去2度オリンピアに出場している「マウロ・フィアルホ」となりました。
以下は出場選手のスコアカードになります。
マウロ・フィアルホは2位のジョシュア・グドリーと3点差で優勝を飾りました。
メキシコプロ2024まとめ
今回はメキシコプロ2024に出場したカネキン選手の大会結果を解説してきました。
今回は惜しくもオリンピアへの切符を獲得できない結果となってしまいましたが、海外選に出て改めて課題が明確になったはずです。
まだ体重制限のリミットの余地を残しているカネキン選手はまだまだこれからだと思いますので、引き続き応援し続けましょう!