筋肉をつけたい場合、増量期を設ける必要があるのでしょうか?この記事では、筋トレの増量期の概要から食事メニュー・トレーニングメニューまで徹底解説していきます!
ただハイカロリーな食事をしても思うような体には近づきません。しかし、これから紹介する計画的な増量期を過ごせれば、確実に筋肉量を増やすことができます。
増量期の停滞を打破する秘策も解説していくので、筋肉を付けたい方、体をデカくしたい方は必見です!
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筋トレの増量期はいらない?増量する目的を解説!
ここでは筋トレの増量期がいらないのか、増量で心得ることや増量期間などについて詳しく解説していきます。
初めて増量期を行う方も既に増量期だけどいつまで継続するべきかわからない方は以下の内容で解決できます。
筋トレの増量期の目的
増量期を設ける目的は筋肉量を最大限に増やすためです。消費カロリー以上のカロリー摂取をし、自身で設けたゴール時期(理想の体になりたい時期)までに無駄な脂肪を落とす必要があります。
そのためにはただハイカロリーな食事をするのではなく、十分なタンパク質と炭水化物を意識した食事と、質の高いトレーニングがカギとなります。
自身で設けたゴール時期(理想の体になりたい時期)を念頭において増量期間を設定することが重要です。
闇雲に体脂肪率を付けるのではなく、自身で設けたゴール時期(理想の体になりたい時期)をもとに増量期を設定
筋トレの増量期の計画性で減量期の質が決まります!
筋トレの増量期の設定方法
基本的には自身で設けたゴール時期(理想の体になりたい時期)の3ヶ月前までが筋トレの増量期間になります。
筋肉量を残したまま除脂肪(脂肪を落とす作業)をする場合、3ヶ月程度ゆっくりと減量する必要があります。(急ピッチで減量すると筋肉も大きく落ちてしまいます)
余裕を持って減量したい方は、自身で設けたゴール時期(理想の体になりたい時期)までに5ヶ月設けるのが安心です。減量初心者で慣れていない場合、思うように体重が減らないことも多いです。
増量期間を終了する時期
- 減量経験者→自身で設けたゴール時期(理想の体になりたい時期)の3ヶ月前
- 減量未経験→自身で設けたゴール時期(理想の体になりたい時期)の5ヶ月前
ここでポイントとなるのが、腹筋が軽く割れた状態で筋トレの増量期を過ごすことです。体脂肪率で言うと10~15%ほどが増量する上でベストです。
体に脂肪が付きすぎると自身で設けたゴール時期(理想の体になりたい時期)までに減量が間に合わない可能性があります。
筋トレの増量期におすすめの食事メニュー
筋トレの増量期における食事の原則は以下の2点です。
✔️ 糖質とタンパク質をセットで摂取する
✔️ 食事と食事の間を4時間以上空けない
筋トレの増量期のカロリー設定を間違えると自身で設けたゴール時期(理想の体になりたい時期)までに絞りきれず、仕上がりコンディションに持っていけない恐れがあります。
以下、筋トレの増量を始めて実施する方が脂肪を付け過ぎずに体重を増やせるカロリー設定方法やおすすめ増量メニューを紹介していきます。
筋トレの増量期のカロリー設定
筋トレの増量期を始めて経験する方は1日の摂取カロリーが維持カロリー(体重が増えも減りもしないカロリー)+500kcalになるように設定しましょう。いきなり1,000kcalなどの高カロリーを摂ってしまうと脂肪が増えすぎてしまいます。
減量経験者や絞れる確証のある方はより高カロリーに設定しても大丈夫です。1日の摂取カロリーは人によって大きく異なるので、日々のカロリー設定が合っているか不安な方は腹筋の状態を日々モニタリングしましょう。
いつ何時も日々の腹筋の状態がうっすら割れている状態をキープしましょう!
筋トレの増量期の食事メニュー例
基本的に筋トレの増量期の食事はタンパク質と糖質を多めに摂れるクリーンなメニューに設定しましょう。増量期だからといってジャンクフードばかり食べてカロリーを稼ぐことはおすすめしません。
しかし、週に5回ほどの食事は家族との外食や会社の飲み会などのイベントごとでは脂質が高い食べ物も摂取して構いません。普段のクリーンな食事に脂質をプラスできるだけでなく、何より心のリフレッシュにもなります。
以下に筋トレの増量期の脂質が少ない食事メニュー例を示します。
食材 | 選んだポイント |
---|---|
鶏胸肉 | 高タンパク質で、脂質が少なく、筋肉の成長をサポート。 |
白米 | 高糖質で、即座にエネルギーを供給し、運動後のグリコーゲン補充に最適。 |
卵 | 高タンパク質で、アミノ酸バランスが良く、筋肉の成長に必要。 |
バナナ | 天然の糖質源で、素早くエネルギーを補給でき、トレーニング前後に最適。 |
オートミール | 複合炭水化物でエネルギーが持続し、タンパク質も含まれている。 |
牛赤身肉 | 高タンパク質で糖質は少ないが、エネルギー補給に役立つ脂質も含まれる。 |
サツマイモ | 複合炭水化物とビタミンが豊富で、エネルギー持続性が高い。 |
プロテインシェイク | タンパク質が豊富で、糖質も加えた場合、素早くエネルギーと栄養を補給できる。 |
カッテージチーズ | 高タンパク質で、糖質は少ないが、脂質が少なく筋肉の修復に効果的。 |
ギリシャヨーグルト | 高タンパク質で低脂肪。消化が遅いため、満腹感が持続し、筋肉の成長を促進。 |
メインの食事に「白米+牛赤身肉のステーキ」、間食として「サツマイモ+プロテインシェイク」など上記の食材を組み合わせてタンパク質と糖質をセットで摂りましょう。
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筋トレの増量期のトレーニングメニュー
トレーニングメニューは人それぞれ違います。ここからはボディメイクのコンテストなどに出場される方向けに、おすすめトレーニングメニューを紹介していきます。
増量期は十分なカロリーと栄養が供給されるため、トレーニングで扱える重量が伸びていきます。重量に応じてレップ数と分割数を変化させるトレーニングメニューを組みましょう。
10~12回行える重量で5分割
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5~7回行える重量で5分割
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20回行える重量で3~4分割
筋トレの増量初期は「胸・背中・腕・肩・脚」の5分割に分けたトレーニングを行います。出場するコンテストカテゴリーによっては脚以外の4分割の方もいるでしょう。
重量に慣れてきたら5~7回で限界が来る高重量トレーニングを行いましょう。この時点では、分割数は筋トレの増量初期と変わりません。
高重量トレーニングは関節や腱に大きな負担がかかるので確実なフォームで行いましょう!
そして徐々に重量が伸びてきたらハイレップトレーニングに移行します。コントロールとフォームが崩れてきたタイミングで分割数を減らしましょう。
自分の強みと弱みを把握して、筋トレ頻度や分割の仕方を工夫しましょう!
筋トレの増量期は何kgペースで体重を増やせばいい?
筋トレの増量期に1ヶ月○kg増やすという考え方は危険です。体重ベースで考えると良い増量か悪い増量かが判断できないからです。
良い増量→体重・筋肉量・体脂肪率全てが増える
悪い増量→筋肉量が増えずに体脂肪率ばかり増える
体脂肪が付きすぎることによる体重増加は、減量期の除脂肪作業で苦労します。1週間に1度、体組成計で体重・筋肉量・体脂肪率を計測して全ての数値が増えている状態をキープして体重を増やしていきます。
しかし、良い増量を行なっていたとしてもいずれ頭打ちが来ます。そのタイミングで下記で説明する「プチ減量」を実施していきます。
筋トレの増量期で爆発的に筋肥大させるためには
筋トレの増量期でしっかり筋肥大させるには、日々の体の状態のモニタリングや停滞期を把握することも非常に大切です。
ここでは、筋トレの増量期をさらに加速させるためのワンポイントテクニックを3つ紹介していきます。
食事間の時間を空けすぎない
筋トレの増量期において食事間隔を4時間以上空けないようにしましょう。就寝中を除いて常に筋肉に栄養が行き届いている状態を保つのが大切です。
必ずタンパク質と糖質をセットで摂取しましょう!
仕事の影響などで食事間隔が長くなる方はプロテインと和菓子などの手軽に食べられる間食を挟みましょう。
また、会議などで長時間栄養が確保できない方は吸収が緩やかなソイプロテインがおすすめです。
1週間に1度体組成計で体重・筋肉量・体脂肪率を記録
定期的に体組成を記録することで、身体の変化を正確に把握しやすくなります。週に1度の記録は、変化が見えやすく、モチベーションの維持にも効果的です。
体重・筋肉量・体脂肪率の全ての数値が増えている状態が筋トレにおける良い増量なので、定期的な測定で停滞期を即座に発見できてプチ減量などの対策も実施しやすくなります。
記録する際には、毎回同じ時間帯でできるだけ同じ条件(食事後やトレーニング後を避ける)で測定することを心がけると、より正確なデータが得られます。測定結果はアプリやノートに記録し、長期的な変化を分析していきましょう。
筋肉量が増えなくなったらプチ減量を設ける
筋トレの増量期において筋肉量の増加がストップするタイミングがあります。恒常性(ホメオスタシス)により、増量期の刺激に体が慣れ、筋肉の成長が停滞するためです。
そこでプチ減量という技を使うことで筋肉量の停滞を打破し、さらなる筋肥大を促進が期待できます。
プチ減量では体脂肪を7%から8%程度まで絞った状態を目指します。プチ減量期間は2〜3ヶ月で、やり方は通常の減量方法と変わりません。
・トレーニング内容や食事構成は、増量期と大きく変わらない。
・プチ減量は通常の減量と同様、維持カロリーから300kcal減らす。
体脂肪率7〜8%まで減量できたら即座に増量期に戻ることで、筋肥大を最大化できます。
計画的な筋トレの増量は減量期に直結する!
ここまで、筋トレの増量期の目的や食事・トレーニング方法などを解説してきました。爆発的に筋肥大するための筋トレの増量期の重要なポイントを以下にまとめました。
- 筋トレの増量期の目的は確実に筋肥大してコンテストに間に合わせること
- コンテスト初出場の人はコンテスト5ヶ月前まで増量する
- 筋トレの増量期は体脂肪率が10~15%をキープ(腹筋がうっすら割れた状態)することで減量が楽になる
- 1日の摂取カロリーは維持カロリー+500kcalから始める
- タンパク質と糖質をメインにクリーンな食事を心がける
- 月に5食程度はチートデイを設けて良い
減量期を見据えた計画的に増量することで、理想のコンディションに確実に持って行けるようになります。今日から食事とトレーニングの意識を変えて爆発的な筋肥大を目指しましょう。