口コミでも多くの人気を得ているマイプロテインですが、検索の関連ワードでは「マイプロテイン 虫」が出てきます。この背景には過去の虫混入事件が関係しています。
本記事では、「マイプロテイン 虫」という検索ワードで調べた方向けに、事件の詳細と現在の虫混入防止の対策などについて紹介します。
マイプロテインは厳しい承認を受けた安全性の高いプロテインメーカー

結論から言いますが、マイプロテインは厳しい認証を受けた安全性の高いプロテインメーカーです。
安全性はさまざまな機関から承認されており、虫混入事件があったものの、もともと信頼性は高いメーカーだと言えます。
マイプロテインの安全性に関して、獲得している認証機関について紹介します。
数多くの安全性が認証されている
マイプロテインは、商品の安全性が担保されている認証を数多く受けています。
まずは、品質に関するものについての受賞歴を紹介しますので、マイプロテイン公式サイトに記載されたものを引用します。
▼品質に関する受賞歴
受賞年数 | 受賞内容 |
---|---|
2007年 | ISO9001製造認証、GMP(Goods Manufacturing Practice[製造管理および品質管理に関する基準])、およびHACCP(Hazard Analysis Critical Control Points)の認証の取得。 |
2007年 | Growing Business AwardsでYoung Company of the Yearに選出される(Growing Business Awardsは、CBI (Confederation of British Industry[英国産業連盟])の助成を受け、Real Businessとロイズ銀行共催の名声の高い賞)。 |
2009年 | National Business Awardsにて Regional Award for Small to Medium Sized Business of the Year(イングランド北西エリア)を受賞。 |
2009年 | Sunday Times Fast Track 100で21位にランクイン。 |
2015年 | Best Factory Awardsにてウォリントン工場が高く評価され、Judges’ Special Awardの表彰を受ける。 |
2017年 | Retail Week AwardsにてTHGはInternational Growth Retailer of the Yearを受賞。 |
2018年 | Greater Manchester Ward Hadaway Fastest 50 growing companiesにTHGがランクイン。 |
2018年 | THGはThe Queen’s Award for Enterpriseを受賞。 |
過去に多くのものを過去に受賞をしており、品質の高さや安全性の高さが担保されています。事件が起きる前から、さまざまな機関などから認められるように、常に品質向上に努力しているプロテインメーカーです。
マイプロテインが認証を受けた機関について
マイプロテインの虫混入事件は大きな話題となりましたが、その後の対応を含め、現在では品質管理体制が大きく改善・強化されています。
同社の製品は、以下のような第三者機関から安全性や品質に関する認証を受けており、食品製造における高い基準を満たしていることがわかります。
▼認証機関一覧
認証機関 | マイプロテインが獲得した認証 |
---|---|
ASL(第3者品質認証機関) | UKAS(英国認証機関認定審査会)に認定されているALSなどといった第三者機関によって、ISO17025認証に合致していると認定されている。 |
Labdoor(スポーツ栄養に関する第3者検査機関) | スポーツサプリメントの格付け及び品質管理を行っており、マイプロテイン(ホエイアイソレート)をプロテイン部門のトップランクに格付けしている。 |
Informed-Sport(アンチドーピング認証プログラム) | ドーピング検査機関であるWADA(世界アンチ・ドーピング機関)が禁止している物質を含んでいないことを認証している。 |
ESSNA(全ヨーロッパ事業者団体) | 業界最先端のスポーツ栄養関連の小売業・製造業をまとめており、マイプロテインもスポーツ栄養業界を促進する会員と認可している。 |
EHO(環境保健センター) | 衛生基準・製造基準がEHOから格付けランクで5つ星を獲得している。 |
BRC(英国小売協会) | 食品の安全性に関してAAランクを授与している。 |
認定機関も衛生基準や製造基準、食の安全性にかかわるものが多く、食品製造について徹底した品質管理を行っているのが窺えます。
マイプロテイン虫混入事件の全貌
マイプロテインの関連ワードの中に「マイプロテイン 虫」が候補に挙がる理由は、過去にマイプロテインの製品内に虫が混入したからです。
同社が販売していたプロテインバー「カーボクラッシャー」にコナダニなどといった虫が混入しており、その時の対応で大きな混乱が起きました。
どのようなことがなぜ起こったか、ここから具体的に見ていきましょう。
- 虫混入事件の概要
- 虫混入事件の原因
虫混入事件の概要

2020年9月11日にマイプロテイン公式サイトにて販売されているプロテインバー「カーボクラッシャー」に、小さな虫やその幼虫のようなものも確認できるという投稿を写真付きで公開したのが事の発端です。
写真以外にも動画も添付されており、小さな虫らしきものが動いているのもはっきりと映っていました。
この虫はコナダニというダニの一種であり、穀物や小麦粉などに影響を与える生物です。
身長 | 0.3~0.5mm |
生育環境 | 高温、多湿の環境を好む |
人間に及ぼす害 | 基本敵には無害。ただし、ダニアレルギーが発生する可能性がある |
見かける場所 | 食品内、畳、カーペット、台所など |
マイプロテイン側からは人体に影響が出ないものと報告されていますが、虫がうじゃうじゃしているので気持ち悪くて食べられないという影響が出ました。
ツイートが拡散以降、多くの人からの反響を呼び、事件が明るみになったという経緯があります。
事件の発覚後、マイプロテイン側は問題の発覚を受けて次のような対策を取りました。
- シンガポールにある第三者が管理する倉庫について、48時間閉鎖および製品の点検
- シンガポール以外の管理している全施設を検査
- 異物混入がされている製品について、一時的な販売及び出荷の停止
- 混入の恐れのある製品について、一斉に処分
- 製品を購入したお客様に対しては、個別で廃棄してもらいたい旨を伝えている(検疫などの都合上、自主回収が難しいため)
- 該当商品を購入したお客様に対して、全額払い戻しをする
マイプロテインのカーボクラッシャーについて、異物混入が疑われるものを流通させず廃棄し、被害拡散の防止及び返金保証にも対応しています。
その後、HPなどにも謝罪文を掲載もして、事件終息のために対応していました。
この事件の余波により、今までマイプロテインをPRしていた人達が、PRを一時的に止めることや謝罪文を掲載するといったこともあり、業者だけではなく周辺の方にも大きな影響がありました。
マイプロテインの件につきまして。
投稿写真と関係のない内容を失礼いたします。
この度のマイプロテインの異物混入問題に関してですが商品を購入された方に告知をしていた立場として申し訳なく思います。
引用:山澤礼明 公式インスタグラム
特に、山澤さんは自身のyoutubeチャンネルにて、わざわざイギリス本社の工場見学までするほどマイプロテインのPRに熱をいれていた方です。
インフルエンサー達に事件の責任はないのですが、当時は色々な人が謝罪するほど問題が広がったことが窺えます。
虫混入事件の原因
マイプロテインの商品に虫が混入していたかの原因として、梱包段階で貼られたシールや保管状況が悪かったことが挙げられます。
マイプロテインが掲載した謝罪文に記載された内容によると、シールを張り付けて梱包する際に、貼り方が不十分であったためにマイプロテインに虫が混入したと報告されています。
また、シールの貼付だけではなく、イギリスから日本に製品を輸送する際の環境にも原因があったとされています。

本国のイギリスからシンガポールに輸送する際に、今回発見されたコナダニが侵入したものとしており、コナダニが生育しやすい状況での保管していたと原因特定をしています。
製造過程では温度が高く混入しても生存できない状況であり、60度以上の温度で商品を加工しているため、コナダニの生存は困難な状況です。
コナダニが生存できる環境は、下記のような状態でなければ難しいです。
湿度 | 25~30℃ |
湿度 | 60~80% |
イギリスでは湿度は60%以下なので混入する危険性がなく、シンガポールでは湿度が75%以上の環境になる可能性が高いことから、製造工程での侵入は考えにくいです。
また、事件発覚後に調査した結果、一部製品からチャタテムシという虫の混入も明らかになりましたが、アジア圏では一般的な家庭で発生する虫であり、こちらもシンガポールで侵入したとしています。
つまり、虫の混入は製造工程によるものではなく、輸送中の保管環境や梱包の不備が原因で発生したと結論づけられています。
- 商品に貼るシールの貼り方が不十分であった
- コナダニ、チャタテムシといった虫は、虫の発生環境や生存地域により輸送中に侵入したと考えられる
- 製造工程では虫が混入する可能性はない
製造業者の問題よりも、協力関係にあった輸送業者に原因があったという比重が大きいようです。
マイプロテインの虫混入に対する口コミ【海外の反応】
マイプロテイン虫混入事件については、日本だけではなく海外の声もありました。
海外の反応については、日本とはやや反応に違いが生じています。
海外の人の口コミについて発見できたものを下記に提示するとともに、なぜ海外では日本と反応が違うのかを紹介します。
こんにちは
@Myproteinと
@Myprotein_CS 、御社の「CARB CRUSHER」における昆虫汚染の放出についてですが、現時点では EN ページで何も見つかりません。日本の顧客だけでなく、世界の他の地域の顧客も影響を受ける可能性があります。
引用:X
日本の対応に比べて、他国の顧客に対しては虫混入の件について報告が遅れていたようです。
また、口コミの中には虫が入っていることで、かえってたんぱく質が取れてよいといった皮肉ともとれる反応がありました。
もしハエが私のプロテインパウダーの袋の中に入り込んだら、昆虫界でミスターオリンピアのチャンピオンに3度輝くことになるだろうと想像するのが好きです。
引用:X
一部では海外の人々の不安や疑問を感じる声はありましたが、日本に比べるとあまり炎上しているようには見えませんでした。
また、このほかにもイギリスと日本では虫混入に関する対応や基準が違うとも言われています。
マイプロテインの虫混入事件に対する対応
現在では、なぜ虫が入ったのかを追求し、虫混入をしないように梱包方法を見直し、しっかり対策を取っているので安全です。
具体的な方法については、マイプロテインが改めて出した謝罪文の中に掲載されています。
その内容に関して要約したものは以下の通りです。
- サプライヤーである「Nutrition Group」と協力して、カーボクラッシャーの保管を箱だけの包装から、更にプラスチックでシュリンク包装することで、より虫が混入できないようにしている
- サプライチェーン全体の再評価や監査を実施し、品質管理を徹底する
- 虫の混入防止のため、温度状態を冷蔵にして輸送・保管する(虫混入の原因が、湿度と温度に原因があったため)
上記に加えて、品質管理や保管状況については定期的な監査と関連業者との連携をとっていると報告しており、以前よりも具体的な方法にて対策しており、以前に比べて虫の混入がしにくい構造です。
また、温度管理も虫が繁殖しないように冷蔵しており、虫が容器の中で孵化などしないよう対策しています。
その後、事件発生から数年以上経過していますが、マイプロテインの商品に虫が混入していたという話は報告されていません。
高品質&低価格なプロテインは他にない!
マイプロテインの虫混入事件はネット上で大きく拡散され、特に日本では大きな騒動となりました。海外でも一部で反応はありましたが、日本ほど深刻に受け止められることはありませんでした。
現在では、マイプロテイン側が虫の混入を防ぐために品質管理を徹底しており、同様の問題が再発する可能性は極めて低くなっています。
- 梱包や温度管理が改善され、虫の侵入・繁殖を防止
- 複数の認証機関から品質と安全性が認定済み
- 現在は虫の混入に関する報告はない
マイプロテインは、品質管理体制の強化に加えて、圧倒的なコストパフォーマンスでも注目を集めています。
現在では、日本国内向けに展開する「日本版マイプロテイン」が誕生しました。
これにより、国内での製造・流通体制が整備され、過去に問題となった輸送中の虫混入リスクも解消され、より安心して利用できるようになっています。
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マイプロテイン虫混入に関するよくある質問
- マイプロテインに虫が混入したのはなぜですか?
-
マイプロテインに虫が混入したのは、対象商品に貼られシールの一部について梱包が不十分だったこと及び、輸送中の温度や湿度環境も虫が繁殖する原因でした。
イギリスの本社工場における製造工程も調査されましたが、虫が混入することはないとの結論です。
- マイプロテイン虫混入事件の海外の反応は?
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事件当時、海外でも虫の混入事件に対する反応はありましたが、日本で起こった事件であることから、日本ほど海外のユーザーからは騒ぎになっていなかったです。
現在、海外の反応を調べてみても、虫混入に関する話は沈静化しているため何も見ませんでした。
- マイプロテインは危険?
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マイプロテインに危険性はなく、イギリス工場や日本工場における製造工程や販売している品質についても、一定以上に保持されています。
また、過去に虫が入っていた事件がありましたが、虫が混入しないように徹底して梱包や温度管理で対策しています。
- マイプロテイン虫混入のtwitterの反応は?
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事件当時はtwitterでは大きな反響があり、単にネットで情報が拡散されるだけではなく、数多くのインフルエンサーなどが謝罪するなど大きな影響がありました。
現在では、マイプロテインが行った対策が功を奏したため、虫が混入したという話は沈静化しています。
現在のマイプロテインにて、虫が混入した件に関するtwitterの反応はこちら▲