パンプアップは効いてる証拠?筋肥大との関係や仕組み、メリットを徹底解説!

パンプアップ 筋肥大

筋トレをしていると、”筋肉が張る感覚”がわかる方は多いのではないでしょうか?この感覚がパンプアップです。

「パンプアップすれば筋肥大をするのか?」「どうして筋肉が張るの?」「メリットはあるの?」など疑問を持っている方に向けて、この記事ではパンプアップに関して徹底解説していきます!

最大限パンプアップさせるには、トレ前の食事で糖質と塩分を十分に摂りましょう!

目次

パンプアップとは

パンプアップとは、筋トレ後に筋肉が水分を多く含むことで一時的に膨張する現象のことを言います。

この状態はポンプで風船を膨らませるように、トレーニングによって刺激された筋肉が大きく見えると言う状態です。

真子心太朗

筋肉の膨張を引き起こす原因は、激しい運動をした時に発生する乳酸と呼ばれる体内物質です。

乳酸が増えると筋肉のPH値(水素イオン濃度)が低下し、アシドーシスと呼ばれる酸性の状態になります。

この酸性状態を緩和するために、体は血流を増やし筋肉に水分を送り込みます。水分の流入が増加することで、筋線維が膨張し、筋肉全体が一時的に大きく見えると言う仕組みです。

パンプアップはこのような仕組みによって起こり、筋肉の見た目が一時的に増大する状態を指します。

パンプアップは効いてる証拠?筋肥大との関係を解説!

パンプアップとバルクアップの違い

パンプアップは筋肥大に必要不可欠な現象です。ただしパンプアップしたから必ず筋肥大がする、という逆説は成り立たないため注意しましょう。

パンプアップと筋肥大の関係

改めてになりますが、パンプアップとはトレーニング中に筋肉に負荷がかかった際、一時的に水分が筋肉が集中することで膨張する現象のことを言います。

一方、筋肥大とは筋繊維そのものが修復・成長し、サイズが大きくなることを指します。筋肥大はトレーニング後に栄養や休息を十分に取り、トレーニングで傷ついた筋繊維が修復される過程で起こります。

つまり、パンプアップは一時的な見せかけの筋肉膨張、筋肥大は慢性的な筋肉肥大といえます。

筋肥大させるあたって、パンプアップは必ず起こります。しかし上述した通り、激しい運動を10秒程度続けただけでパンプアップは起こります。

強度があまり高くないトレーニングをしてパンプアップだけさせても、筋肥大には繋がりにくいことは抑えておきましょう。

トレーニング中に意識したいこと

パンプアップ=筋肥大ではありませんが、トレーニングの対象部位にしっかりと効かせられている指標として重要です。

狙った部位がパンンプアップしていると言うことは、トレーニング自体は間違っていないため、さらに強度を増してトレーニングすると筋肥大につながります。

パンプアップが起きる仕組みを徹底解説!

パンプアップ 仕組み

ここではより具体的に、パンプアップが起きる体の仕組みを解説します。以下の3ステップの流れでパンプアップが引き起こされます。

STEP
トレーニングをすると代謝物質が作られる

高強度の筋トレをすると筋繊維が収縮し、乳酸やアデノシンなどの代謝物質が排出されます。

代謝物質が増え続け濃度が高まると、疲労度が増し、筋肉を動かしにくくなります。

STEP
老廃物の濃度を薄めようと筋肉に血液が集中する

乳酸やアデノシンといった代謝物質の濃度を薄めようと、たくさんの血液が筋肉に集中します。血液量が増すことで筋肉が膨張し、大きくなったように感じられるわけです。

STEP
筋肉内のグリコーゲンにより水分が増える

筋トレのエネルギーとして使われるのは「グリコーゲン(糖質)」です。

筋肉へ血液が集中することで血液内の糖質が筋肉に取り込まれ、グリコーゲンの蓄積につながります。

グリコーゲンは水分を保持する性質を持っているため、筋肉内のグリコーゲン蓄積に伴い水分量も増えます。

この3ステップによって、筋肉が大きくなったように感じるパンプアップという現象が起こります。

ボディビルなどの筋肥大を目的としたトレーニングをしている方は、パンプアップを促す「アルギニン」「シトルリン」と言われるサプリメントを取り入れている方が多いです。

アルギニンとシトルリンには血管拡張機能があり筋肉に血液が集まりやすいため、パンプアップを促進してくれます。

コストパフォーマンスが良く、味が美味しいバイタス製のものが特におすすめです。

パンプアップさせるメリットを解説!

パンプアップ メリット

パンプアップ≠バルクアップならパンプアップの意味は何?と思うかもしれません。ここでは、パンプアップの2つの大きなメリットを紹介していきます。

メリット➀:トレーニングフォームの確認ができる!

パンプアップ

パンプアップするということは、パンプアップしている部位にちゃんと刺激が入っている証拠です。

例えば、ダンベルプレスをしているときに大胸筋がパンプアップせず、肩や腕に効いている感覚があれば間違ったフォームでトレーニングしていると言えます。

パンプアップしやすい人は正しいフォームで、効かせたい部位に適切に刺激を入れられる人です。

メリット➁:パンプアップ後の体は未来の自分の体!

トレーニング後のパンプアップした体は未来の自分の姿です。パンプアップした体をモチベーションにしてトレーニングに励むことができます。

また単純に、パンプアップさせること自体が楽しくてトレーニングするトレーニーも多くいます。

パンプアップの持続時間

パンプアップ

パンプアップの効果は一時的なもので、通常10〜20分程度で元に戻ります。筋肉に集中した血液や水分が時間が経つにつれて体内全体に循環し、膨張効果が薄れていくためです。

時間が経ってパンプアップがなくなってしまうことを「パンプが冷める」という言い方をしますが、トレーニング中であればパンプが冷めないうちにトレーニングを終えるのが望ましいです。

パンプが冷めるほどの休憩をとってしまうと、サイド同程度のパンプアップを促すことが難しくなってしまうためです。

パンプアップとは気持ちいいだけじゃない!筋肉をつけるのに不可欠!

今回は、「パンプアップ」という筋トレ用語の解説と仕組みについて解説してきました。

パンプアップは必ずしも筋肥大と一致はしないものの、トレーニングフォームの確認や効かせる感覚を養う意味で有効です。

将来の自分の体であるパンプアップを楽しんで、トレーニングのモチベーションにしていきましょう。

パンプアップに関するよくある質問

パンプアップはどういう状態のことを言いますか?

パンプアップは水分等で筋肉が大きく見える状態です。パンプアップの詳しい解説を参考にしてみてください。

パンプアップはどのくらい続きますか?

パンプアップの持続時間は個人差があります。パンプアップの持続時間に関する詳しい解説をご覧ください。

パンプアップは女性でもしますか?

パンプアップするメカニズムは男女とも同じなので女性でもパンプアップはします。女性の方が効果的にパンプする方法はこちらをご覧ください。

パンプアップ 筋肥大

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執筆者

月間約10万人が閲覧しているフィットネスメディアを運営。「筋トレ」「サプリメント」に関するどこよりも詳しい情報をアップデートしていきます。一般社団法人 日本プロテイン協会「プロテインマイスター」の資格を取得済み。

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