- デレク・ランスフォードの身長・体重などの基本プロフィールが知りたい
- 世界最高峰の背中を作った、具体的なトレーニングメニューを参考にしたい
- オリンピア王者が実践している食事管理のポイントを自分の体づくりに活かしたい
30歳でミスター・オリンピアを制し、2025年に王座奪還まで果たしたデレク・ランスフォードは、現役最強のボディビルダーです。
オリンピア2020年に4位へ転落した際、逃げることなく敗因を徹底分析し、コーチ交代という決断を下しました。「負けた時に見て見ぬふりをするのか、見つめなおすことができるのかで変わる」この言葉こそ、彼が世界一になれた本当の理由です。
本記事では、デレク・ランスフォードの基本プロフィール(身長・体重・年齢)から、レスリングで培った下地、コンテスト成績、部位別トレーニングメニュー、オリンピア王者の6食構成の食事管理まで、徹底的解説します。
デレク・ランスフォードの基本プロフィール(身長・体重・年齢など)

デレク・ランスフォードはアメリカ出身のプロボディビルダーです。
オリンピア優勝者は30代後半~40代が多い中、30歳という若さでオリンピアタイトルを取ったのは1992年のドリアン・イェーツ以来の快挙です。
また、オープンボディビルとボディビル212クラスの2部門で優勝しており、史上初の偉業を成し遂げました。
- 本名:デレク・ランスフォード(Derek Lunsford)
- 出身地:アメリカ合衆国 インディアナ州 ピーターズバーグ
- 生年月日:1993年5月14日
- 身長:約168cm
- 体重:約102kg(オンシーズン)、109kg(オフシーズン)
- 職業:プロボディビルダー

H2 デレク・ランスフォードの半生|成功までの道のり
若くして世界一の座を手にしたデレク・ランスフォードですが、その裏には激動の半生があります。
幼少期から現在に至るまでの軌跡を順に追っていきます。
(1)幼少期~学生時代

デレクは、アメリカ・インディアナ州ピーターズバーグで生まれ、幼いころから体を動かすことが大好きな少年でした。
小学生のころはサッカーに夢中になり、高校時代はレスリングの競技者として力を磨いています。
「レスリングで鍛えた「体重管理への耐性」と「極限まで追い込む精神力」が、後のボディビルキャリアの基盤になった」とデレク本人が語っています。
(2)大学生時代~ボディビルとの出会い
大学進学後、通っていた大学にレスリング部がなかったことで、デレクの人生は大きく動き始めます。
運動の場を求めてジムに通い始め、ウェイトトレーニングにのめり込んでいきました。当初は筋肉がなかなかつかず苦労しましたが、パーソナルトレーナーのジェームス・ブラウン氏との出会いが転機になります。
ジェイ・カトラーやフィル・ヒースのドキュメンタリーに触れたことも重なり、「プロのボディビルダーになる」という目標を固めました。
(3)プロカード獲得~オリンピア出場
2015年にアマチュアデビューを果たすと、わずか2年でプロの舞台へ駆け上がりました。
| 2015年 | アマチュアデビュー |
| 2017年 | NPC USA Championships 総合優勝・プロカード獲得(24歳) |
| 2017年 | Tampa Pro 212 優勝(プロデビュー戦・プロカード獲得から1週間後) |
| 2017年 | ミスター・オリンピア初出場・212部門5位入賞 |
プロデビュー戦から1週間でオリンピアの舞台に立ち、初出場で5位に入賞したことで「次世代のチャンピオン候補」として世界中から注目を集めました。
(4)ボディビルコンテストで大活躍

デレクはオリンピア2018では2位に入賞しており、当時王者だったフレックス・ルイスを破ったことで注目されました。
オリンピア2018でフレックス・ルイスが引退することもあり、2019年からはデレクの年になるかと思われましたが、2019年は2位、2020年は4位で着地してしまいます。
4位転落をきっかけに、2021年から新たにHany Rambodをコーチとして迎えたことで、オリンピア2021では最高のコンディションを披露し初優勝を飾りました。
(5)現在
デレクは2021年にオリンピア212で世界一になったことで、2022年からオープンボディビルクラスに移行します。
オリンピア2022ではハディ・チョーパンに肉薄しましたが惜しくも2位で着地。
そしてオリンピア2023ではハディにリベンジを果たし、わずか30歳ながら見事オリンピアチャンピオンに輝きました。
デレク・ランスフォードのコンテスト成績を紹介!

デレク・ランスフォードのコンテスト成績は以下の通りです。
- 2024 IFBB ミスター・オリンピア – 3位 (男子オープン)
- 2025 IFBB アーノルド・クラシック – 1位 (男子オープン)
- 2025 IFBB ピッツバーグ・プロ – 1位 (男子オープン)
- 2025 IFBB ミスター・オリンピア – 1位 (男子オープン) ※史上2人目の王座奪還
- 2026 IFBB アーノルド・クラシック – 出場なし(ゲスト出演・解説として参加)
▼それ以前のコンテスト成績まとめ
| 年 | 大会 | 順位 | カテゴリー |
|---|---|---|---|
| 2015 | NPC インディアナポリス選手権 | 1位 | ウェルター級 |
| 2015 | NPC ジュニアナショナルズ | 1位 | ウェルター級 |
| 2016 | NPC ジュニアナショナルズ | 1位 | ミドル級/総合優勝 |
| 2016 | NPC USA チャンピオンシップ | 1位 | ミドル級 |
| 2017 | NPC USA チャンピオンシップ | 1位 | ライトヘビー級 |
| 2017 | IFBB タンパ・プロ | 1位 | 212ポンド |
| 2017 | IFBB ミスター・オリンピア | 5位 | 212ポンド |
| 2018 | IFBB ミスター・オリンピア | 2位 | 212ポンド |
| 2019 | IFBB ミスター・オリンピア | 2位 | 212ポンド |
| 2020 | IFBB ミスター・オリンピア | 4位 | 212ポンド |
| 2021 | IFBB ミスター・オリンピア | 1位 | 212ポンド |
| 2022 | IFBB ミスター・オリンピア | 2位 | 男子オープン |
| 2023 | IFBB ミスター・オリンピア | 1位 | 男子オープン |
デレクはボディビルコンテストに出始めた当初から優勝をすぐに経験しており、勝ち癖がついている選手です。
しかし、オリンピア2018年から2021年までオリンピアで優勝に一歩届かなかった要因はコンディションの甘さでした。
2021年,2023年のオリンピア優勝したときのコンディションは過去一の体を披露しており、特に背中はボディビルダー史上最高とも言われています。
デレク・ランスフォードの筋トレメニューを紹介【部位別】
デレクランスフォードはいったいどのようなトレーニングルーティンを組んでいるのでしょうか?ここからはデレクの1週間のトレーニングを曜日別に解説していきます。
月曜日:胸
デレクのトレーニング全体に共通して言えますが、ほとんどの種目をマシンのみで構成しています。
- マシンチェストプレス
- ペックフライ
- ケーブルフライ(下部狙い)
- マシンチェストプレス(角度変える)
デレクほどの筋量があるとフリーウェイトでは怪我をしやすいこともあり、ピンポイントに効かせたい部位に刺激を与えることができるマシンを好んでいるようです。
火曜日:背中
デレク・ランスフォードの背中はボディビルダー史上最高とも呼び声が高いです。厚みと立体感、広背筋の広がりからディティールまで圧倒的です。
- ラットプルダウン(ナロー/ワイドグリップ)
- ケーブルプルオーバ
- ケーブルローイング(マシン
- ケーブルローイン
- マシンベントオーバーローイン
- ケーブルローイング(マシン
- ケーブルフェイスプ
- ペックフライ
そんな規格外の背中を作り上げたトレーニングは、ケーブルマシンをうまく活用しているようです。
デレク曰く、「トレーニングのパフォーマンスを最大にするために、全力を出す時間とリラックスする時間を使い分けることが大切」とのことです。
水曜日:大腿四頭筋、カーフ

デレクの脚トレは種目数が少ない代わりに、1種目当たりのセット数が多いです。
- シーテッドカーフレイズ
- カーフエクステンション
- ライイングレッグカール
- ハックスクワット
- スクワット
1つの種目を極めることが極太の脚を作り上げることができるポイントだと感じます。
木曜日:肩
肩は他部位と異なりフロントレイズやアップライトロウといった、バーベルを使ったトレーニングを取り入れています。
- サイドレイズ(マシン)
- ショルダープレス(マシン)
- フロントレイズ(バーベル)
- ペックフライ
- アップライトロウ(バーベル)
毎朝、有酸素運動をするデレクは「心拍数を130に保ちながらステップミルを約30分している」と話しています。
金曜日:腕

デレクの腕トレも基本的にはマシン中心です。
- ケーブルプレスダウン
- ナローベンチプレス(スミスマシン)
- スカルクラッシャー(マシン)
- フレンチプレス
- ダンベルワンハンドアームカール
- インクラインカール(マシン)
- ハンマーカール(ケーブル)
一般的なジムには置いていないスカルクラッシャーのマシンやインクラインカール用のマシンなど、海外のジムならではのトレーニングが見られます。
土曜日:ハムストリングス、ケツ、カーフ
デレクの脚トレはカーフも重点的にトレーニングするのが特徴です。
脚は比較的種目数が多く、週2日トレーニングしていることからも改善しようとしているのが伝わってきます。
- シーテッドカーフレイズ
- カーフエクステンション
- ライイングレッグカール
- デッドリフト
- レッグカール
- レッグプレス
- レッグプレス(片足)
デレクは言うには、「以前は“俺も苦悩や大変さを誰も理解できない”と愚痴ばかりだった。今は周りに支えてもらっていることに気づき、恵まれていることを実感して最高にボディビルが楽しい」と語ります。
日曜日:オフ
デレクのオフの日は、完全な休息ではなく「次のトレーニングで100%の力を出すための準備日」として位置づけられています。
身体のリカバリーを最優先にしながら、食事の準備やビジネス活動もこなす、非常に密度の高い1日です。
特に2026年以降は第一子の誕生により、家族との時間がオフの中心になっています。
YouTubeで公開されているオフの日のスケジュール例は以下の通りです。
| 時間帯 | 内容 |
|---|---|
| 午前 | 自然に起床 → 水分補給・ビタミン摂取 → 愛犬と散歩 |
| 昼前 | カイロプラクティックまたはマッサージ |
| 昼 | 食材の買い出しとミールプレップ |
| 午後 | 家族との時間(育児優先) |
| 夕方 | SNS動画のチェック・ビジネスメールの返信 |
| 夜 | 翌日のトレーニングに向けた早めの就寝 |
2026年のアーノルド・クラシックを欠場した理由も「父親としての役割を優先すること」と公言しており、競技と家族のバランスを意識的に取るようになっています。
ストイックなデレクらしく、オフの日でも食事のルーティンだけは絶対に崩さないところに、ミスター・オリンピアとしての強さの源泉が見えます。
デレク・ランスフォードのオンシーズンの食事メニューを紹介!

デレク・ランスフォードのオンシーズン食事は、「低脂質・高タンパク質・適度な炭水化物」を徹底した6食構成です。寝る前の食事はタンパク質のみに絞り、睡眠中の脂肪燃焼を最大化しています。
| 食事 | 内容 |
|---|---|
| MEAL 1 | たら・グリーンビーンズ |
| MEAL 2 | 白米・えび・グリーンビーンズ |
| MEAL 3 | ホエイプロテイン・クリームオブライス・ココナッツオイル |
| MEAL 4 | ホエイプロテイン・クリームオブライス |
| MEAL 5 | 白米・えび・グリーンビーンズ |
| MEAL 6 | 鶏胸肉・グリーンビーンズ |
- 炭水化物は1食あたり30〜60gを基本とし、摂りすぎを防ぐ
- 脂質はできる限り抑え、体脂肪率をコントロール
- 最後の食事(MEAL 6)はタンパク質のみ。睡眠中の余分なカロリー蓄積を避ける
トレーニング前後は消化の早いえびやホエイプロテインを積極的に摂って、エネルギー補給とリカバリーを効率化しています。
デレク自身も「空腹感は常にある。それでも自分の決めたことをどこまで貫けるかがボディビルの本質だ」と語っており、徹底した食事管理がオリンピア王者の体を支えています。
デレクのようにホエイプロテインを活用したい方は、目的別のおすすめ商品をまとめた記事も参考にしてみてください。

デレク・ランスフォードから学ぶ!世界一の体を作る習慣まとめ
本記事では、デレク・ランスフォードのプロフィールからトレーニング・食事メニューまで詳しく紹介しました。
30歳でミスターオリンピア王者に輝き、2025年に王座奪還を果たしたデレクは、現役最強のボディビルダーです。
その圧倒的な体を支えているのは、ケーブルマシンを中心とした緻密なトレーニングと、6食構成の徹底した食事管理にあります。
デレクの取り組みを一覧でまとめると、以下の通りです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| トレーニングの特徴 | マシン・ケーブル中心で怪我を防ぎながら高強度を維持 |
| 食事の特徴 | 低脂質・高タンパク質の6食構成、最終食はタンパク質のみ |
| メンタルの特徴 | 敗北を直視して成長の糧にする姿勢 |
| オフの過ごし方 | リカバリーと家族時間を最優先に、食事ルーティンは絶対に崩さない |
デレクが証明しているのは「才能」ではなく「継続と修正の積み重ね」です。
デレクの食事メニューを自分の体づくりに応用したい方は、増量期・減量期別のPFCバランスや具体的な食事例をまとめた記事もあわせて確認してみてください。



デレクは「負けた時に見て見ぬふりをするのか、見つめなおすことができるのかで変わる。人は簡単な道を選んで流されることが多いが、俺はすべてを受け止めて成長したいんだ。」と話しています。