デレクの圧倒的な背中の完成度は、まさに”現代のドリアン・イェーツ”です!
デレク・ランスフォード(Derek Lunsford)は30歳でミスターオリンピア2023のオープンボディビル王者になった超新星です。
今回はデレク・ランスフォードの身長や体重、トレーニング・食事メニューだけでなく、インスタも紹介していきます!
デレク・ランスフォードとは
デレク・ランスフォードはアメリカ出身のプロボディビルダーです。
オリンピア優勝者は30代後半~40代が多い中、30歳という若さでオリンピアタイトルを取ったのは1992年のドリアン・イェーツ以来の快挙です。
また、オープンボディビルとボディビル212クラスの2部門で優勝しており、史上初の偉業を成し遂げました。
- 本名:デレク・ランスフォード(Derek Lunsford)
- 出身地:アメリカ合衆国 インディアナ州 ピーターズバーグ
- 生年月日:1993年5月14日
- 身長:約168cm
- 体重:約102kg(オンシーズン)、109kg(オフシーズン)
- 職業:プロボディビルダー
現代のデレクの背中の完成度は歴代最高のドリアン・イェーツに勝ると言われるほど…!
デレク・ランスフォードの半生
若くして成功をおさめたデレク・ランスフォードですが、どのようにして30歳で世界一の筋肉を作れたのでしょうか?ここからはデレクの幼少期から半生を遡っていきます。
(1)幼少期~学生時代
アメリカ合衆国インディアナ州ピーターズバーグに生まれたデレクは幼いころから運動が大好きな子供でした。
小さい頃はサッカーにはまり、高校時代はレスリングを経験しています。
(2)大学生時代~ボディビルとの出会い
進学した大学にレスリング部がなかったことがきっかけで、デレクはウエイトリフティングをやるようになります。
そこからジムに通うようになり、これがボディビルとの出会いになりました。
(3)プロカード獲得~オリンピア出場
2017年にNPC USA Championshipsに優勝し、わずか24歳にしてプロカードを獲得します。
プロカード獲得からわずか1か月後のタンパプロ2017の212クラスで優勝を果たし、オリンピア2017出場権を獲得。
(4)ボディビルコンテストで大活躍
デレクはオリンピア2018では2位に入賞しており、当時王者だったフレックス・ルイスを破ったことで注目されました。
オリンピア2018でフレックス・ルイスが引退することもあり、2019年からはデレクの年になるかと思われましたが、2019年は2位、2020年は4位で着地してしまいます。
4位転落をきっかけに、2021年から新たにHany Rambodをコーチとして迎えたことで、オリンピア2021では最高のコンディションを披露し初優勝を飾りました。
デレクは「負けた時に見て見ぬふりをするのか、見つめなおすことができるのかで変わる。人は簡単な道を選んで流されることが多いが、俺はすべてを受け止めて成長したいんだ。」と話しています。
(5)現在
デレクは2021年にオリンピア212で世界一になったことで、2022年からオープンボディビルクラスに移行します。
オリンピア2022ではハディ・チョーパンに肉薄しましたが惜しくも2位で着地。
そしてオリンピア2023ではハディにリベンジを果たし、わずか30歳ながら見事オリンピアチャンピオンに輝きました。
デレク・ランスフォードのコンテスト成績を紹介!
デレク・ランスフォードのコンテスト成績は以下の通りです。
2015 NPC インディアナポリス選手権 – 1 位 (ウェルター級)
2015 NPCジュニアナショナルズ – 1位 (ウェルター級)
2016 NPCジュニアナショナルズ – 1位 (ミドル級/総合)
2016 NPC USAチャンピオンシップ – 1位 (ミドル級)
2017 NPC USAチャンピオンシップ – 1位 (ライトヘビー級)
2017 IFBB タンパ プロ – 1 位 (212ポンド)
2017 IFBB ミスター・オリンピア– 5位 (212ポンド)
2018 IFBB ミスター・オリンピア– 2位 (212ポンド)
2019 IFBB ミスター・オリンピア– 2位 (212ポンド)
2020 IFBB ミスター・オリンピア– 4位 (212ポンド)
2021 IFBB ミスター・オリンピア– 1位 (212ポンド)
2022 IFBB ミスターオリンピア– 2位 (男子オープン)
2023 IFBB ミスターオリンピア– 1位 (男子オープン)
デレクはボディビルコンテストに出始めた当初から優勝をすぐに経験しており、勝ち癖がついている選手です。
しかし、オリンピア2018年から2021年までオリンピアで優勝に一歩届かなかった要因はコンディションの甘さでした。
2021年,2023年のオリンピア優勝したときのコンディションは過去一の体を披露しており、特に背中はボディビルダー史上最高とも言われています。
デレク・ランスフォードの筋トレメニューを紹介!
デレクランスフォードはいったいどのようなトレーニングルーティンを組んでいるのでしょうか?ここからはデレクの1週間のトレーニングを曜日別に解説していきます。
月曜日:胸
デレクのトレーニング全体に共通して言えますが、ほとんどの種目をマシンのみで構成しています。
デレクほどの筋量があるとフリーウェイトでは怪我をしやすいこともあり、ピンポイントに効かせたい部位に刺激を与えることができるマシンを好んでいるようです。
マシンチェストプレス
ペックフライ
ケーブルフライ(下部狙い)
マシンチェストプレス(角度変える)
火曜日:背中
デレク・ランスフォードの背中はボディビルダー史上最高とも呼び声が高いです。厚みと立体感、広背筋の広がりからディティールまで圧倒的です。
そんな規格外の背中を作り上げたトレーニングは、ケーブルマシンをうまく活用しているようです。
ラットプルダウン(ナロー/ワイドグリップ)
ケーブルプルオーバー
ケーブルローイング(マシン)
ケーブルローイング
マシンベントオーバーローイング
ケーブルローイング(マシン)
ケーブルフェイスプル
ペックフライ
デレク曰く、「トレーニングのパフォーマンスを最大にするために、全力を出す時間とリラックスする時間を使い分けることが大切」とのことです。
水曜日:大腿四頭筋、カーフ
デレクの脚トレは種目数が少ない代わりに、1種目当たりのセット数が多いです。
1つの種目を極めることが極太の脚を作り上げることができるポイントだと感じます。
シーテッドカーフレイズ
カーフエクステンション
ライイングレッグカール
ハックスクワット
スクワット
木曜日:肩
肩は他部位と異なりフロントレイズやアップライトロウといった、バーベルを使ったトレーニングを取り入れています。
サイドレイズ(マシン)
ショルダープレス(マシン)
フロントレイズ(バーベル)
ペックフライ
アップライトロウ(バーベル)
毎朝、有酸素運動をするデレクは「心拍数を130に保ちながらステップミルを約30分している」と話しています。
金曜日:腕
デレクの腕トレも基本的にはマシン中心です。
一般的なジムには置いていないスカルクラッシャーのマシンやインクラインカール用のマシンなど、海外のジムならではのトレーニングが見られます。
ケーブルプレスダウン
ナローベンチプレス(スミスマシン)
スカルクラッシャー(マシン)
フレンチプレス
ダンベルワンハンドアームカール
インクラインカール(マシン)
ハンマーカール(ケーブル)
土曜日:ハムストリングス、ケツ、カーフ
デレクの脚トレはカーフも重点的にトレーニングするのが特徴です。
脚は比較的種目数が多く、週2日トレーニングしていることからも改善しようとしているのが伝わってきます。
シーテッドカーフレイズ
カーフエクステンション
ライイングレッグカール
デッドリフト
レッグカール
レッグプレス
レッグプレス(片足)
デレクは言うには、「以前は“俺も苦悩や大変さを誰も理解できない”と愚痴ばかりだった。今は周りに支えてもらっていることに気づき、恵まれていることを実感して最高にボディビルが楽しい」と語ります。
日曜日:オフ
デレクのトレーニングは週1でオフを設けており、筋肉を休ませて筋肥大につなげています。
デレク・ランスフォードの食事メニューを紹介!
ボディビルダーは一般的に1日の食事回数が多いです。
デレクはコンテストに向けたオンシーズンでも1日に6回の食事を摂取するということで、ここからは食事メニューを解説していきます。
MEAL1:たら、グリーンびーんす
MEAL2:白米、えび、グリーンズビーンズ
MEAL3:ホエイプロテイン、クリームオブライス、ココナッツオイル
MEAL4:ホエイプロテイン、クリームオブライス
MEAL5:白米、えび、グリーンビーンズ
MEAL6:鶏胸肉、グリーンビーンズ
デレク・ランスフォードのオンシーズンの食事は脂質をできるだけ摂取しないことを意識しています。
炭水化物は1食たり30~60gを意識して摂取し、寝る前の6食目はタンパク質のみ摂取することで体脂肪率をコントロールしています。
デレクは「減量はつらいのは当たり前で常に空腹感はあるけど、自分がやってきたことをどこまで貫き通せるかがボディビルの本質だ。それがわかってからハンバーガーを食べたいなんて脳裏をよぎりもしなくなった。」と話します。
デレク・ランスフォードのまとめ
今回は、デレク・ランスフォードのトレーニングや食事、身長・体重などのプロフィールを紹介していきました。
30歳にして世界一のボディビルダーとなったデレクのトレーニングへの姿勢は見習うべきところがありますね。
今後も、海外ボディビルダーについて詳しくない方でも興味を持てるような記事を作っていくので、是非閲覧してみてくださいね。
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