カネキンのPhoenix Pro 2023の結果は?海外プロ戦でオリンピア出場を決める!?

2023年8月5日、アメリカ合衆国アリゾナ州スコッツデールでPhoenix Pro 2023が開催されました。日本からはカネキンこと金子駿選手がメンズフィジーク部門に出場。自身のSNSで「勝ちに行く」と意気込んでいた初戦の結果を解説します。

目次

カネキンのPhoenix Pro 2023の順位は?

結果から言うと、カネキンはPhoenix Pro 2023でセカンドコールのセンターで幕を下ろし、19人中12位でした。

Phoenix Proのスコアカードも公開されており、惜しくもトップ10入りを果たせませんでした。

2023年初戦ということもあり、「勝ちに行く」と公言していた大会だっただけに、本人が一番ショックを受けているはずです。

なぜ昨年のアジアナンバーワンのカネキンが惨敗を喫してしまったのか、原因を以下講評していきます。

カネキンの大会講評

カネキンのPhoenix Pro 2023の結果は19人中12位となり、トップ10入りも果たすことができませんでした。

昨年のオリンピア2022では世界トップ20にランクインしそうな勢いだったカネキンが今大会で順位を落とした原因をまとめました。

  1. サイズ面で大きく見劣りしてしまった
  2. 審査員との相性が良くなかった
  3. (ポージングがかたい)

原因➀:サイズ面で大きく見劣りしてしまった

カネキンと上位選手の一番目立った違いは、やはり筋量(バルク)の違いです。

海外の大会はバルクのある選手が多く、出てきたときのファーストインプレッションで負けてしまいました。

Phoenix Proのように出場人数が多い大会では、足切りとしてバルクを見られることが多いです。

最低限の基準を満たすだけのバルクが今後の課題になります。

原因➁:審査員との相性が良くなかった

ボディビルコンテストは審査員との相性によって結果が大きく左右されてしまいます。

審査基準が曖昧だからこそ、選手はどの審査員に当たっても評価される体づくりに励みます。

今大会のヘッドジャッジはバルキーな選手が好みのようだったため、バランス>バルクのカネキンのフィジークは評価されませんでした。

原因➂:(ポージングがかたい)

2023年一発目の大会だったこともあり、少し緊張気味でポージングがかたい印象を受けました。

ポージングで大きく順位が変わることはまずないと思いますが、雰囲気作りも選手の実力のうち。

筆者個人的には、昨年のオリンピア2022のような、力みすぎないリラックスして見えるフロントポーズがまた見たいです。

Phoenix Pro 2023の結果

過去最高にハイレベルとなったPhoenix Pro 2023。今大会のトップ6は以下の通りです。

トップ3の選手の講評も以下解説しているので、ぜひお楽しみください。

【優勝】Rodrigue Chesnier

過去最高にハイレベルになったPhoenix Pro 2023で見事優勝したのは「Rodrigue Chesnier」

上半身全体のバルクがある選手で、ステージに出てきたときのインパクトが強すぎました。審査員によっては好みが分かれるほど腕のバルクがあり、今大会の審査員にはフィットしたのだと思います。

個人的には腕が大きすぎて、フロントポーズをとったときの腕と肩のバランスが少し悪く感じました。

今大会は出場者数が19人と多かったこともあり、出場人数が多い大会ほど足切りとしてバルクが重視される傾向は強いと感じました。

【準優勝】Rhyan Clark

準優勝は「Rhyan Clark」となりました。

肩のフロントが発達しており、ウエストの細さと相まってきれいな逆三角形が印象的でした。身長が低いことを感じさせない完成度のフィジークだったと思います。

多少腕が大きい印象がありましたが、肩とのセパレーションも明確で部位1つ1つの強みが表れていました。

【3位】Nick Koeu

第3位は「Nick Koeu」でした。

Nick Koeuもバルク派の選手に負けないほど筋量があり、全く見劣りしていませんでした。

昨年のオリンピアではカネキンに順位で負けていましたが、今大会では改めて強さを証明。

アジアナンバーワンの座をかけて今年のオリンピアでもバチバチに争ってほしいですね。

まとめ

今回はPhoenix Pro 2023の大会結果と、カネキンの順位と講評をしていきました。

今大会では思うように結果を残せなかったカネキンですが、まだまだ2023シーズンは始まったばかり。

カネキンは翌週のPacific USA Championshipsと8月末の東京プロに出場を表明しているので、引き続き応援していきましょう。

▼▼JINさんとファルーク石本さんが出場した台湾プロの講評は以下から!▼▼

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この記事の編集部

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