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ジャパンプロ2022優勝者、リ・ジンボの結果は!?Mr Big Evolution PRO結果

2023年7月9日、ポルトガルでMr Big Evolution PROが開催されました。今大会、既にオリンピア出場権を獲得している「Sidy Pouye」選手や昨年のジャパンプロ優勝者「リ・ジンボ」選手など、競合が集結しました。

過去一でハイレベルになった今大会。今回は大会メンズフィジーク結果と上位入賞者のインスタを紹介していきます。日々のトレーニングもモチベーションにつなげていただけたら幸いです。

▼▼この記事でわかること▼▼
Mr Big Evolution PRO 2023のトップ5
リ・ジンボの講評

Mr Big Evolution PRO 2023の結果

Mr Big Evolution PRO 2023の結果は以下の通りになりました。各選手の講評とインスタを紹介していきます。

  1. Sidy Pouye (Spain)
  2. Philippe Degila (France)
  3. Lenny Massouf (France)
  4. Jin Bo Li (China)
  5. Emile Walker (England)

【優勝】Sidy Pouye (Spain)

Mr Big Evolution PRO優勝はスペイン出身の「Sidy Pouye」選手。

5月に行われたピッツバーグプロで4位、ニューヨークプロで3位。直近行われたSHERU CLASSICで優勝し、オリンピア出場権を獲得。5月からの連戦をすべて好成績でおさめ、大会ごとに順位を上げています。

これからのメンズフィジークは彼の体が理想形の1つになっていくでしょう。Sidy Pouye選手のポージングを見てもわかる通り、彼はオリンピア2022優勝者「エリン・バンクス」をリスペクトしています。

細いウエストと明確なミッドセクション。大きすぎない上半身に加え、シンメトリーな体を持ち合わせています。しかし、唯一弱点なのが肩の張り出しとセパレーションだと感じました。

自身のインスタで「自分自身への信頼が成功の第一秘訣」と語っており、今年のオリンピアの結果に期待が持てる選手の1人です。

【準優勝】Philippe Degila (France)

https://www.instagram.com/p/CupLjnYNZy6/?utm_source=ig_web_copy_link&igshid=MzRlODBiNWFlZA==

準優勝はフランス出身の「Philippe Degila」選手。

筆者個人的には、今大会フロントポーズ部門があれば優勝にしたいくらい好きな選手です。

フロントポーズに限定すると、優勝したSidy Pouye選手に劣らないミッドセクションとバランスを持っています。肩はフロント・リア共に強く、Sidy Pouye選手を上回っているように感じました。

弱点としては、広背筋の付け根が高い位置にあり、バックポーズをとったときの迫力が少し物足りないところです。

体型が「コーリー・モリス」に近く、ポージングは「エリン・バンクス」をリスペクトしているのが伝わってきます。現代メンズフィジークでトップに位置する選手に近いパフォーマンスをしている意味でも、これからも注目していきたいです。

【3位】Lenny Massouf (France)

https://www.instagram.com/p/Cur2dt3sjNL/?utm_source=ig_web_copy_link&igshid=MzRlODBiNWFlZA==

今大会3位は、フランス出身の「Lenny Massouf」選手。

カイロン・ホールデン(Kyron Holden)を彷彿とさせるポージングとルックスが、今後のメンズフィジークでさらなる人気を呼びそうな選手です。

はっきりしたミッドセクションと全体的なバルクの大きさが目立ちます。広背筋も強く、今大会で準優勝しても違和感ないように感じました。

自身のインスタでは常に「BECOME THE STANDARD」と発言しており、これからのメンズフィジークを引っ張っていく存在になるという意気込みが感じられます。

【4位】Jin Bo Li (China)

https://www.instagram.com/p/CustqlwInTG/?utm_source=ig_web_copy_link&igshid=MzRlODBiNWFlZA==

今大会4位は中国出身の「リ・ジンボ(Jin Bo Li)」選手でした

彼は昨年のジャパンプロ2022で圧倒的優勝を飾り、今最も乗りに乗っているアジア選手の1人です。

彼の強みは大胸筋の厚みからくる上半身のインパクトです。昨年のジャパンプロよりもコンディションを上げてきており、ミッドセクションと脊柱起立筋がよりドライに仕上がっていました。

自身のインスタで「第一章が終わりました。私は全力を出し切ってこのショーでベストを尽くした、私はトップ5に入る唯一のアジアの選手であることを超誇りに思っていますが、同時に自分の欠点もいくつか認識しています。 私は否定できないように改善し続けます! ありがとうポルトガル。次のショーで会いましょう!」と語っています。

【5位】Emile Walker (England)

今大会5位はイングランド出身の「Emile Walker」選手。

彼もまた「エリン・バンクス」の特徴的なポージングを採用し、現代メンズフィジークの流行に乗っていました。

ウエストがかなり細く、フロントポーズの完成度は高かったです。弱点としてはリアデルトが挙げられます。バックポーズをとったときの肩の張り出しが弱く、インパクトに欠けました。

自身のインスタでは、「なんて経験だ、審査員とショーを可能にしてくれた全ての人に感謝することから始めたいと思います。参加できて素晴らしかったです。5位という結果は望んでいたような結果ではないが、上位は気分が良かった。 振り返ってみると、改善すべき点がわかった。あのステージに戻るのが待ちきれない」と語っています。

リ・ジンボの講評

https://www.instagram.com/reel/CujILlqoIF5/?utm_source=ig_web_copy_link&igshid=MzRlODBiNWFlZA==

今大会の注目選手、「リ・ジンボ」は結果としては4位に終わりました。過去最高にハイレベルとなったMr Big Evolution PROで唯一アジア人で4位に入賞しており、現在最もオリンピアに近いアジア人の1人です。

大胸筋が強く、出てきたときのインパクトは誰にも負けません。さらに今大会はバックポーズの改善が見られ、広背筋をはっきりと見せるポージングに変えてきました。

しかし、僧帽筋と脊柱起立筋上部が発達しているため、バックポーズをとったときのリアデルトのインパクトが足りないように感じました。弱点の肩を改善できれば、オリンピアで良い結果につながると期待しています。

筆者個人的には生で見てみたいので、今年の東京プロに出場してほしいです。

【まとめ】ジャパンプロ優勝「リ・ジンボ」、アジア人のポテンシャルを見せつける!

今回はMr Big Evolution PROの結果と、ジャパンプロ優勝「リ・ジンボ」の講評を行いました。

今大会トップ5の選手達のポージングを見ても、「エリン・バンクス」がメンズフィジークの時代を変えたように感じます。そんな中独自路線を貫く「リ・ジンボ」選手のこれからに期待です。

筆者としては是非東京プロに出場してもらい、日本人選手と戦う場面を見てみたいです。

今大会の各選手のスコアカードもチェックしてみてください。

明日トレ術

明日トレ術

中の人は趣味でトレーニングしている20代独身男性です。大学時代、たまたまSNSで見た“Cedric Mcmillan”の筋肉美に惚れ、焦ってトレーニングを本格的に始めました。 この『明日トレ術』では、 海外ボディビルダーやコンテスト情報だけでなく、食事とトレーニング次第で体は劇的に変わること。明日への自分に自信をつけるためのトレーニング術を失敗談を交えてまとめています。

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