フィジークとボディビルは混同されがちですが、全く別物の競技ジャンルです。
この記事では、ボディビルやメンズフィジーク、クラシックフィジークなどの違いを解説していきます！
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フィジークは2種類に分かれる
フィジークとは、ボディビルという大きな括りの中の1つのカテゴリーです。フィジークの中にも、「メンズフィジーク」と「クラシックフィジーク」の2カテゴリーが存在します。
日本ではメンズフィジーク、世界ではクラシックフィジークが特に人気のカテゴリーです。
(1)メンズフィジーク
メンズフィジークのコンセプトは、「海が似合う男」です。サーフパンツをはいており、ビーチにいる爽やかマッチョ体型を目指します。
健康的で美しい肉体が評価され、広い肩幅と細いウエストからなる逆三角形のVシェイプの体が特徴です。
したがって、メンズフィジーク選手は肩と背中が特に発達しています。
一方で下半身はサーフパンツに隠れてしまうため、評価対象外となっています。日本で「フィジーク」というと、メンズフィジークのことを指すことが多いです。
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(2)クラシックフィジーク
クラシックフィジークは言葉通り、1970年代の昔のボディビルダーの美しい体型を目指すカテゴリーです。簡単にいうと、ボディビル黄金期のアーノルドシュワルツェネッガーのような体を目指します。
筋肉量はメンズフィジークとボディビルの中間程度で、面積が大きいブリーフのようなパンツを着用します。
海外では今一番人気のあるカテゴリーで、日本でも近年クラシックフィジーク選手が増えてきて人気が上昇しています。
メンズフィジークとボディビルの違いを5つの観点から解説
フィジークにはメンズフィジークとクラシックフィジークの2種目があり、それぞれ違いがあるということがわかりました。
ここからは、メンズフィジークとボディビルの違いを以下の5つの観点から解説していきます。
- 筋肉量
- コスチューム
- 評価基準
- ポージング
- トレーニング方法
➀筋肉量
メンズフィジークとボディビルの一番大きな違いは「筋肉量」です。
写真を見て分かる通り、ボディビルは全身の筋肉がでかければデカいほど評価される競技です。
一方でメンズフィジークはボディビルのような大きな筋肉は評価されず、サーフパンツを履いているため脚も評価対象外です。
ボディビルダーは全身筋肉をつける一方、メンズフィジーク選手は広い肩幅と細いウエストのVシェイプを目指します。
したがって、肩や背中の筋肉が他の部位に比べて大きく目立っています。
ボディビルダーのトレーニングや食事が知りたい方はご覧ください！
➁コスチューム
写真の通り、ボディビルダーは面積の小さいボディビルパンツを履く一方、メンズフィジーク選手はサーフパンツを履きます。
足が評価対象に入っているか、入っていないかによって身につけるコスチュームに差があります。
メンズフィジークはサーフパンツを履くことから、「健康的」「スポーティ」「爽やかイケメン」という印象を持つ若者が多く、若年層を中心に人気を集めています。
➂評価基準
ボディビルの評価基準は良い意味で単純です。とにかく全身の筋肉が発達していて体脂肪率が低い人が評価されます。
メンズフィジークの評価基準は以下の5つほどあり、評価基準が曖昧だと批判されることもあります。
- 上半身の筋肉量
- 筋肉の付き方(バランス)
- 絞り(体脂肪率の低さ)
- 表情
- 髪型
- サーフパンツ
以上のように、メンズフィジークでは筋肉だけではなく、頭からつま先までのトータルパッケージで評価が行われます。
④ポージング
メンズフィジークとボディビルではポージングも大きく異なります。
メンズフィジークではフロントポーズとバックポーズが中心で、4種類のポージングしか存在しません。
ポージングが少ない分、全身の筋肉を一度に見てバランスを評価するのがメンズフィジーク。
しかし、ボディビルではフロントダブルバイセップスやサイドチェスト、アブドミナルアンドサイなど10種類程度のポージングが存在します。
ポージングが複雑な分、1つ1つの筋肉をじっくり見るのがボディビルです。
➄トレーニング方法
『➂審査基準』の項目で紹介した通り、メンズフィジークとボディビルでは評価ポイントが異なるため、鍛え方も変わってきます。
ボディビルは全身をまんべんなく鍛える一方、メンズフィジークでは下半身を集中的に鍛える必要はありません。
また、メンズフィジークは広い肩幅と細いウエストからなる逆三角形のVシェイプ体型を目指すため、肩や背中を重点的に鍛える必要があります。
女子フィジークは豊富な筋肉量が特徴！
「女子のフィジークはないの？」と思う方もいるのではないでしょうか。実は女子のフィジークもあります。
女子にはボディビルカテゴリーがないため、フィジークが男子でいうところのボディビルに当たります。
その他にも、女子にはビキニやウェルネス、フィギュアなどのカテゴリーが複数存在します。
日本の有名メンズフィジーク選手を紹介！
日本には有名なメンズフィジーク選手がたくさんいます。小池友仁(JIN)選手や、金子駿(カネキン)選手、エドワード加藤選手など、トップ選手の中にはYouTuberとして人気がある方も多いです。
元祖フィットネスYoutuber兼プロメンズフィジーク選手のカネキンさんは大会の様子や日常の食習慣について動画をアップしているのでぜひご覧ください！
海外の有名メンズフィジーク選手を紹介！
世界一のボディビルコンテスト「ミスターオリンピア(Mr.Olympia)」に出場する海外トップ選手は日本でも人気があります。
明日トレ術では世界のボディビル選手やフィジーク選手を取り扱っているので、気になる方はぜひご覧ください！
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メンスフィジークとボディビルのまとめ
今回は、メンズフィジークとボディビルの違いについて、以下の5つを中心に解説しました。
また「フィジーク」には、メンズフィジークとクラシックフィジークの2種類が存在し、日本で「フィジーク」というとメンズフィジークのことを指すとわかりました。
- 筋肉量
- コスチューム
- 審査基準
- ポージング
- トレーニング方法
フィジークはボディビルほど筋肉量が必要なく、ビーチが似合う健康的な体を特徴とします。
フィジークの大会に出たい人も、そうでない人も、フィジーク体型を目指してトレーニングをすることで女性受けすること間違いなしです！
メンスフィジークとボディビルに関するよくある質問
- フィジークの目的は？
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フィジークは、英語のフィジカル(physical)という言葉を由来としていて、肉体・体型という意味です。フィジークの大会は、トレーニングや体づくりの文化を広げることを目的に開催されています。
- 細マッチョはどこを鍛えるのが良いの？
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細マッチョは服の上からでも筋肉がついていることがわかる体型です。したがって、シルエットとして目立ちやすい「大胸筋」「肩」や脱いだ時に目立ちやすい「腹筋」を鍛える必要があります。細マッチョのように腹筋を割りたい場合は、体脂肪減少のための食事管理を行いましょう。
