フィジークにおいて脚トレが本当に必要なのか気になっている方は多いです。
一部では「脚を鍛えすぎるとフィジークらしい見た目が損なわれる」との声もあります。
本記事では、フィジークに脚トレが必要な理由やフィジーク選手が実際に行う脚トレメニューや頻度について徹底解説していきます。
フィジークに脚トレが必要な理由
昨今のメンズフィジークのトレンド的にも脚トレの重要度は増してきています。
ここではフィジークに脚トレが必要な理由を2つ解説します。特にこれからフィジーク選手を目指す方はぜひ参考にしてください。
- 全身のバランスを保つため
- 間接的に脚が審査対象になりうる
全身のバランスを保つため
フィジークの脚トレが必要な理由1つ目は全体のバランスを保つためです。綺麗な逆三角形はフィジークというカテゴリーにおいて大事な審査基準の1つ。上半身が大きいのに下半身が貧弱でサーフパンツがぶかぶかな状態ではマイナスな評価になってしまいます。
脚を全く鍛えていない選手はステージ上で軽く見えてしまいます。「重みがない・薄い」とも表現されますが、全体的なフォルムの印象を良くする上で脚トレは必須なのです。
しかし、過剰に鍛えてデカくなりすぎる意味では脚トレはいらないという選手もいます。次の章で解説するフィジークにおける脚の審査対象にも大きく関係します。
間接的には脚も審査対象になりうる
結論、フィジーク部門で脚そのものは審査対象に含まれません。しかし、全身のフォルムを重要視するフィジークにおいて脚は間接的には審査の評価に入ってくるでしょう。
どのようなフィジークの試合の場面でで脚が審査対象になりうるのかは以下の通りです。
- 上半身の評価が引き分けの時
- 脚が極端に細い時
- 明らかに脚が太い時
上半身で勝敗が決まらなかった場合に脚を含む全体のバランスで勝敗が決まります。他にも極端に細い、太い場合はマイナスな評価が付くことも。
しかし、脚による評価はほんのわずかで主には上半身の肉体です。そう入っても脚による僅差で負けることもあるので、プロのフィジーク選手は抜かり無く脚トレも取り入れています。
フィジークの脚トレに最適な頻度
フィジークにおいて脚は直接的な審査対象ではありませんが、全体的なフォルムの印象を整える上で脚トレは週1回の頻度で行うのが理想です。
以下の条件に当てはまる方は日頃の分割法に脚トレを取り入れるのが効果的です。
- 全体の重厚感がなく、軽い印象の人
- 上半身が大きいが、下半身の細さが目立つ人。
- 全体的なトレーニングパフォーマンスを上げたい人
特に、フィジーク歴が長い人ほど、適度に脚トレを取り入れています。実際に、IFBBプロフィジーク選手の多くが週1で脚トレをしていると回答しています。
しかし、フィジークにおいて脚の過度な肥大は逆効果になる可能性があります。筋肉は部位によって付きやすさに個人差があるため、あくまで全体のバランスを重視した上で脚トレを進めていきましょう。
フィジーク選手の脚トレメニュー
ここではユーチューバーとしても絶大な人気のカネキン選手が実際に行なっている脚トレを全て紹介します。7種目あるので自分に合った種目を取り入れるようにしてください。
- レッグエクステンション
- レッグカール
- レッグプレス
- スミススティッフレッグデットプレス
- カールレイズ/ヒップアブダクション
- スミスヒップスラスト
- ウォーキングランジ
近年のフィジーク選手のレベルが向上したことにより、上半身だけでは審査が難しくなってきました。だからこそプロで戦うフィジーク選手は今まで以上に脚のトレーニングにも力を入れているのでしょう。
フィジークで高みを目指すなら脚トレも取り入れよう!
ここまでフィジークで脚トレが必要な理由とプロのフィジーク選手の脚トレの頻度やメニューについて解説してきました。全身のバランスが必要となるフィジークにおいて脚トレを最低でも週1回は取り入れるようにしてください。
鍛えすぎも鍛えなさすぎも良くないので、自分に合った脚のトレーニング頻度でメニューをこなすよう心がけましょう。
フィジークの脚トレに関するよくある質問
- フィジークで脚トレをしないのは良くない?
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フィジークの審査基準を考慮すると、フィジークで全く脚トレをしないのはおすすめできません。脚が細すぎず、太すぎない程度に脚のトレーニングを行うと良いです。
- フィジークにおける脚トレの頻度は?
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フィジークにおける脚トレの頻度は、全身のバランスを保つために週1~2回が推奨されます。
脚を過度に鍛える必要はありませんが、下半身の筋力を維持することで上半身の安定感が増し、トレーニング効果も向上します。