2023年7月21-22日、シカゴプロ(Chicago pro)が開催されました。
本記事では、シカゴプロ2023の順位結果(メンズフィジーク部門)やスコアカードを紹介していきます。
シカゴプロ(Chicago pro)2023のメンズフィジーク結果
シカゴプロのメンズフィジークtop5は以下の通りになりました。
【優勝】Drew Cullen
シカゴプロ(Chicago pro)2023で見事優勝を収めたのはDrew Cullenでした。今回の大会で初めてのオリンピア出場権を獲得した若手フィジーカーです。
Drew Cullenは非常にウエストが細くポージングが上手な選手な印象を受けました。ミッドセクションと外腹斜筋がくっきりと強調されており、コンディションもピカイチでした。
腕と肩が大きい分、上半身が大きく見える一方で、大胸筋上部と内側の厚みがもう少し欲しい印象を受けました。
【準優勝】Nick Koeu
シカゴプロ(Chicago pro)2023の準優勝はNick Koeuでした。過去2度オリンピアに出場している実力派です。
Nick Koeuの最大の特徴は肥大した上腕と大胸筋下部です。大胸筋が強い選手は、上半身全体のパッケージがよく映るため、非常に良い強みを持っていると言えます。
一方で、ミッドセクション上部が遺伝的にセパレーションがわかりにくい構造になっていることもあり、ミッドセクションが強い選手の横に並ぶと弱い印象になってしまいます。
オリンピアで勝つには、加えて肩のフロント・リアをさらに発達させる必要がある課題も残っています。
【3位】Kimani J. Victor
シカゴプロ(Chicago pro)2023で3位に入賞したのはKimani J. Victorでした。胸から上の厚みと広がりが強く、上半身のインパクトが一番ありました。
一方で絞りという点で見ると、優勝したDrew Cullenより甘い印象を受けました。コンディショニングが今後の課題になりそうです。
7月2日に自身のインスタに投稿していた画像では、大会2-3週間前を考えると甘いコンディションで心配していましたが、それでもtop3に食い込める実力がある選手です。
【4位】Alonzo Jefferson
シカゴプロ(Chicago pro)2023の4位入賞者はAlonzo Jeffersonでした。はじめてみましたが、シカゴプロで4位に食い込めるほどの実力を持っています。
肩全体と三頭筋が強く、かっこいい体をしているという第一印象でした。
一方で大胸筋下部の厚みがもう少し欲しい印象でした。腕が強い分、大胸筋の弱点が強調されてしまったように思います。
【5位】Jahvair Mullings
シカゴプロ(Chicago pro)2023の5位入賞者はJahvair Mullingsでした。2021、2022年のオリンピアに出場している選手です。
肩が上に突き出ており、バックポーズをとったときの肩の出方が美しい選手の一人です。
また、三頭筋が肥大して膨れ上がっている特徴を持っています。ウエストの細さと相まって、フロント・バックポーズ共にかっこいいという一言です。
今回の優勝候補でしたが、ミッドセクションがぼやけているように見えてしまい、マイナスポイントになってしまったと思われます。
今後のミスターオリンピアで非常に期待している選手の一人なので、これからも注目していきたいです。
シカゴプロ(Chicago pro)のスコアカードを紹介!
シカゴプロ2023のメンズフィジークのスコアカードは以下の通りです。
「TOTAL」という列の数字が小さいほど、順位が高いです。
トータルスコアを見ると、1位のDrew Cullenと2位のNick Koeuは接戦であったことがわかります。
シカゴプロ(Chicago pro)2025にも注目!
今回はシカゴプロ2023のメンズフィジーク結果を解説しました。優勝は過去オリンピア出場経験がないDrew Cullenでした。
非常にバランスの良い体をしており、今年のオリンピアでどこまで通用するのか今から楽しみです。
また今回のシカゴプロでは知らない選手も多く、筆者自身多くの選手のことを知る機会になり楽しかったです。ぜひインスタフォローしてみてくださいね。
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