ボディビルダー

Regan Grimes(リーガングライムス)、ヨーロッパプロ2023優勝!

Europa Pro Championships(ヨーロッパプロ)2023が開催され、Regan Grimes(リーガングライムス)がオープンボディビルカテゴリで優勝を果たしました。

今回はリーガングライムスの大会講評とヨーロッパプロのトップ3を解説していきます。

この記事でわかること▼
リーガングライムスの大会講評
ヨーロッパプロの順位

Regan Grimes(リーガングライムス)が見事優勝を果たす!

2023年9月14-17日、ヨーロッパプロが開催されました。オープンボディビルカテゴリで見事優勝を果たしたのは「Regan Grimes(リーガングライムス)」。

2016年のアーノルドクラシックブラジルでIFBBプロカードを獲得した後、オープンボディビル→クラシックフィジークにカテゴリ転向しました。

クラシックフィジークではニューヨークプロ2018で優勝し、オリンピア2018で8位に入賞するなど素晴らしい成績をおさめましたが、再度オープンボディビルに転向。

オリンピア2022を辞退し、満を持して出場した今大会で見事結果を残したリーガングライムスの講評をしていきます。

ヨーロッパプロ2023の順位と講評

ここからは、ヨーロッパプロ2023の順位と講評を解説していきます。

順位は以下の通りになりました。

  1. Regan Grimes
  2. Nathan De Asha 
  3. Tim Budesheim
  4. Theo Leguerrier
  5. Roman Fritz

【1位】Regan Grimes

ヨーロッパプロ優勝を果たしたのはRegan Grimes(リーガングライムス)。

2位のNathan De Ashaには前週のFLEX Pro 2023で敗れており、リーガンにとっては厳しい大会になることが予想されていました。しかし今大会でコンディションを改善し、逆転を果たしました。

FLEX Proではバルクではリーガン>Nathan De Asha、コンディションはほとんど同じに見えました。ウエストのタイトさでもリーガンの方が優れているように感じました。

しかしミッドセクションのセパレーションや下半身全体の大きさは圧倒的にNathan De Ashaの方が優れており、Nathan De Ashaが優勝することに。

しかしながら、今大会ではコンディションでもリーガン>Nathan De Ashaとなり、僅差で逆転を果たしたのではないかと考えています。

筆者個人的な意見では、リーガンは下半身、特に内転筋がオープンボディビルの選手の中では弱いため、そこを改善できれば世界トップ選手に食い込めると感じます。

【2位】Nathan De Asha

準優勝はNathan De Ashaでした。優勝したリーガンとどっちが勝ってもおかしくない接戦となり、今大会では1位の座を譲る結果となりました。

コンディション、バルク共に出場者の中で際立っており、ステージ上のライディングはNathan De Ashaの方が優れている場面も多かったです。

しかしステージ上でミッドセクションのコントロールができてない場面も時々見られました。ミッドセクションの美しさは現代ボディビルの重要評価ポイントの1つなので、今後の改善を期待したいです。

【3位】Tim Budesheim

3位はTim Budesheimでした。

Tim Budesheimはサイズ重視の、ザ・ボディビルダーという体型をしている選手です。ウエストはリーガンと比べると太いですが、バルクに関しては十分。

ミッドセクションのセパレーションが美しいため今後も評価され続けると予想しますが、持ち味のセパレーションを際立たせるためのコンディション調整力が今度も課題になりそうです。

プロショーで優勝するには、バルクとコンディショニング両方必要不可欠です。今回ぼやけて見えてしまったミッドセクションの見せ方も考える必要があります。

Regan Grimes(リーガングライムス)はオリンピアに出場する?

Regan Grimes(リーガングライムス)はオリンピア2022の出場を辞退していることから、今年のオリンピアに出場するか気になる方は多いのではないでしょうか。

筆者の意見では、リーガンは今年のオリンピア2023に出場すると思っており、その理由は大きく2つあります。

まず1つ目は、大会終了後のリーガンのインスタの投稿文に「オリンピア」に言及していたためです。次のステージはオリンピアであることを示唆する内容を投稿していました。

2つ目は、リーガンは「Tunnel Vision 6 Weeks out Olympia」と、最新のSNS投稿をしていました。今年はオリンピアの時期が例年より早く、11月に開催されます。

ヨーロッパプロで優勝した6週間後にオリンピアが控えていることを考えると、大会で優勝したコンディションをそのままオリンピアに持っていける最高のタイミングと言えます。

▼▼ロニーコールマンに関する記事は以下から飛べます▼▼

まとめ

今回はRegan Grimes(リーガングライムス)のヨーロッパプロ優勝に関する内容と、大会の講評を行ってきました。

リーガンは昨年のオリンピア2022を辞退しているため、今年はオリンピアのステージ上で見られることを期待しています。

今年のオリンピアまであと6週間。大会結果速報もアップする予定なのでぜひご覧ください!

明日トレ術

明日トレ術

中の人は趣味でトレーニングしている20代独身男性です。大学時代、たまたまSNSで見た“Cedric Mcmillan”の筋肉美に惚れ、焦ってトレーニングを本格的に始めました。 この『明日トレ術』では、 海外ボディビルダーやコンテスト情報だけでなく、食事とトレーニング次第で体は劇的に変わること。明日への自分に自信をつけるためのトレーニング術を失敗談を交えてまとめています。

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