とうとうこの時が来ました。近年、選手の肥大化が叫ばれてきたメンズフィジークで身長・体重制限が設けられることが決定しました。
今回は、メンズフィジークの最新情報を共有していきます。
メンズフィジークに身長・体重制限が設けられる!
2023年6月8日、IFBBがメンスフィジークに身長・体重制限を設けることを正式発表しました。
制限はプロに限ったルールで、アマチュア大会は適用外になります。
新ルールの具体的な数値基準については、2023年のオリンピア開催の2か月前に発表されるようです。
また、この新しいレギュレーションが適用されるのは「2023年のオリンピア(2023年11月2-5日)の1週間後のコンテストから」という。
したがって、日本で今年11月に開催されるジャパンプロ(Japan Pro)では新ルールが適用されることになります。
なぜ新しいルールが適用されることになったのか?
IFBBプロリーグ副会長のタイラー・マニオン氏は、IFBB YouTubeで今回の決定に至った経緯と理由を解説しています。
タイラー氏は「クラシックフィジークは身長・体重制限を設けることで成功してきた。メンズフィジークでも制限を設けることで選手の肥大化を阻止し、他カテゴリーとの差別化を狙いたい。」と話していました。
近年叫ばれるメンズフィジーク選手の肥大化。
審査が曖昧になりがちなボディビル競技として身長・体重という明確な審査基準を確立し、メンズフィジークの規模拡大を狙っているのではないかと推測します。
以下の記事では、2023年5月に行われたマイアミプロ優勝者「アンドレファーガソン」について解説しているのでぜひご覧ください。
メンズフィジークの現在のトレンド
2022年のミスターオリンピアからメンズフィジークのトレンドが大きく変わりました。
2021年まで幅を利かせていたバルキーな選手たちが次々と順位を落とし、バランス派の選手が上位を占めました。
バランス派の代表格が「エリン・バンクス」です。今回の新ルールが発表される少し前から、メンズフィジークのトレンドの変化が見られます。
これからのメンズフィジークの動向
タイラー氏曰く、「メンズフィジーク選手がクラシックフィジーク選手の中に混ざった場合、“場違いな感じ”がするべき。」だそう。
2022年のオリンピアでもはっきりした通り、これからのメンズフィジークはバランス>バルクという明確な序列ができると予想しています。
またプロ選手ともなると、トレーニングを続けていると筋肉は嫌でも肥大します。
したがって1人の選手が時代を築く期間がより短くなり、選手の入れ替わりが激しくなると筆者は考えています。
新しいメンズフィジークへの人々の反応
プロメンズフィジーク選手のRamses Rams(ラムセス・ラムス)氏は、「新ルールによってメンズフィジーク選手たちは足を鍛えなくなり、さらに体格が不均衡になってくるだろう。」と述べています。
実際、同じような懸念を表明している選手たちはたくさんいます。
しかし、タイラー氏は「新しい基準では不釣り合いな体格は評価されない。」と明言しており、全身のトータルパッケージの美しさは大前提のようです。
【まとめ】メンズフィジークは骨格の要素が強くなる!?
筆者個人的な意見としては、今回の新ルールにより選手の骨格への依存度が大きくなると考えています。
たくさん筋肉をつけてごまかしてきた選手は見抜かれ、生まれつきの骨格の良さや筋肉の形が重要になってくるのではないでしょうか。
時代とともに変化が激しいボディビル競技。新しい基準を受け入れ、新ルールを楽しむことがボディビルファンに求められることではないでしょうか。
Q&A
- メンズフィジークの身長・体重制限はいつから適用されるの?
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メンズフィジークに身長・体重制限が設けられる!で詳細に解説しているのでぜひご覧ください。
- メンズフィジークの身長・体重制限への人々の反応は?
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新しいメンズフィジークへの人々の反応で詳細に解説しているのでぜひご覧ください。
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