- ライアンテリーは長年オリンピアで優勝できなかったのに、なぜ突然2023年から3連覇できるようになったのか?
- 身長・体重・年齢など基本的なプロフィールや、具体的なトレーニング・食事内容が知りたい
- 2026年以降もライアンテリーは競技を続けるのか、引退の可能性はあるのか?
「優勝できない選手」と呼ばれ続けた男が、なぜ突然世界一になれたのかと感じたことはありませんか?
ライアンテリーは2016年にミスターオリンピア準優勝を果たしながら、その後は6位・3位・5位・8位・7位と順位を落とし続け、フィットネス業界では「全盛期は過ぎた」という声さえ上がっていました。
ところが2023年、彼は9年越しの悲願であるオリンピア初優勝を達成。さらに2024年・2025年と3年連続制覇という快挙まで成し遂げました。
ジェレミーブエンディア、ブランドンヘンドリクソンに続く史上3人目の3連覇を果たした逆転劇の核心は「背中」にあります。
本記事では、ライアンテリーの年齢・身長などの基本プロフィールから、3連覇を実現したトレーニングや食事管理法、2026年の4連覇挑戦に向けた最新動向まで網羅的に解説します。
ライアンテリーのプロフィール(年齢・身長)とオリンピア3連覇の軌跡

メンズフィジーク歴11年目となるライアンテリー(Ryan Terry)。イギリス人初のメンズフィジークIFBBプロとして、このカテゴリーを牽引してきた古参の一人です。
これまでオリンピア準優勝~8位までの順位を総なめしており、近年徐々に順位を落としていることから優勝できない選手というイメージが強かったです。

- 本名:Ryan Terry
- 出身地:イギリス
- 生年月日:1988年
- 身長:177.5cm
- 体重:83.9kg~88.5kg
- 職業:プロメンズフィジーク選手、経営者
2023年11月、そんなライアンテリーが弱点部位「背中」をこの1年で大きく改善し、念願の初優勝を飾りました。ボディビル関係者たちの優勝予想を大きく覆す事態となりました。
そして翌年の2024年には圧倒的な実力で2連覇を果たし、現在はメンズフィジークの一時代を築き上げています。
ライアンテリーの2026年最新情報
2025年のミスター・オリンピア メンズフィジーク部門で、ライアンテリーが3連覇を達成しました。
2023年・2024年・2025年と3年連続での制覇は、ジェレミーブエンディア、ブランドンヘンドリクソンに続く史上3人目の快挙です。
特に2025年大会は背中の広がりと密度、代名詞である腹筋のセパレーションがジャッジから満場一致の評価を受け、「過去最高のパッケージ」と称されました。
2026年に向けては以下の点が注目されています。
- ジェレミーブエンディアが持つメンズフィジーク史上唯一の4連覇記録への挑戦
- 「今が最も競技を楽しめている」と引退説を明確に否定
- RT FITブランドやアプリを通じたライフスタイルとビジネスの両立
- 筋肉の質感(マッスルマチュリティ)のさらなる追求
競技歴10年超のベテランでありながらコンディションを更新し続けるライアンテリー。2026年は「史上最高のメンズフィジーク選手」としての地位を確固たるものにする1年となりそうです。
ライアンテリーの大会成績を時系列で一気見
ライアンテリーは11年間プロコンテストに出場していることもあり、さまざまなタイトルを手にしています。
以下、これまでのライアンテリーのコンテスト成績を
- 2013年アーノルド・クラシック【優勝】
- 2013年UKナショナルズ【優勝】
- 2015年ミスター・オリンピア【4位】
- 2015年ピッツバーグ・プロ【優勝】
- 2016年ミスター・オリンピア【2位】
- 2016年アーノルド・クラシック【4位】
- 2017年ミスター・オリンピア【6位】
- 2017年アーノルド・クラシック【優勝】
- 2018年ミスター・オリンピア【3位】
- 2019年ミスター・オリンピア【5位】
- 2020年ミスター・オリンピア【8位】
- 2022年ミスター・オリンピア【7位】
- 2023年ミスター・オリンピア【優勝】
ミスター・オリンピアでは2016年に準優勝した後、徐々に順位が下がってきており、優勝できない選手と思われていた中、見事2023年に優勝を果たしました。
過去にアーノルド・クラシックで3度優勝しており、裏付けられた実力があります。
今年でメンズフィジーク歴10年目になるライアンテリーが優勝したことで、ベテラン勢にも刺激になったのではないでしょうか。
ライアンテリーの食事メニュー【増量・減量期別の管理法】

ライアンテリーの食事管理は「増量期」「減量期」でポイントが異なります。それぞれで炭水化物量や食材の選び方が変わるため、「オフシーズンと大会前で何が違うのか」を理解することがポイントです。
共通しているのは、全量をデジタルで計量する徹底した管理と、1日6〜7リットルの水分摂取にあります。目分量は一切使わず、食事の精度がコンディションを左右するという考え方が根底にあります。
増量期の食事
ライアンテリーは増量期であっても「クリーンバルク」が基本です。脂肪をできる限りつけずに筋肉を増やすアプローチが可能です。
ライアンテリーの1日のPFC摂取量の目安は以下の通りです。
| 栄養素 | 1日の摂取量 |
|---|---|
| タンパク質 | 180〜200g |
| 炭水化物 | 400〜600g |
| 脂質 | 50〜80g |
炭水化物を多めに確保することで、高強度トレーニングに必要なエネルギーを補います。
- 朝食:オートミール、マイプロテイン(インパクトホエイ)、ブルーベリー、ピーナッツバター
- 日中:鶏むね肉、赤身牛肉、白米、じゃがいも
- トレーニング後:ホエイプロテイン+高GI炭水化物パウダー
ライアンテリーの朝食は起床後30分のウォーキングで代謝を上げてから摂取するのがルーティンです。
オートミールにプロテインパウダーを直接混ぜ込む時短スタイルも特徴的です。
減量期の食事
ライアンテリーが減量期で最も重視するのは「筋肉の張りの維持」です。極端なカットより、計画的な段階削減がライアンテリー流です。
大会1.5週間前でも炭水化物を1日200g程度キープしており、ステージ上で筋肉がフラットに見えるのを防いでいます。
- 朝食:オートミール、ブルーベリー、ホエイプロテイン
- 日中:鶏むね肉+白米(事前計量してタッパーで持ち歩く)
- 夜:白身魚(タラ)やサーモン、アスパラガス
脂質は調理油も含めて厳格に管理しています。1日分をまとめてミールプレップすることで、外出中も食事のブレをゼロにしています。
ライアンテリーが毎日のルーティーンで活用しているサプリメント
ライアンテリーが日常的に取り入れているサプリメントは以下の通りです。
| タイミング | サプリメント |
|---|---|
| 起床直後 | スーパーグリーン(32種の果物・野菜配合)、EAA |
| 朝の有酸素前 | ブラックコーヒー、L-カルニチン |
| トレーニング中 | EAA(必須アミノ酸) |
| トレーニング後 | ホエイプロテイン、高GI炭水化物パウダー |
固形食の前にスーパーグリーンとEAAを先に摂ることで、内臓環境のケアと血中アミノ酸濃度の維持を両立しています。「ドリンク→固形食」の段階的な摂取が、ハードなスケジュールをこなす秘訣になっています。
スポンサーであるマイプロテインのプロテインを日常的に活用しており、オートミールに混ぜる使い方は手軽に真似しやすいポイントです。

ライアンテリーのトレーニングメニュー【部位別】

ライアンテリーは週一オフを取っており、脚と腹筋を週に2回行うメニューを組んでいます。
ここからはライアンテリーの月曜日から日曜日までの各日のトレーニングメニューを紹介していきます。
月曜日【背中】
月曜日はライアンテリーの背中トレーニングの日です。全8種目・合計22セットというボリュームで、懸垂からプリーチャーカールまで幅広く追い込みます。
ライアンテリーの背中が弱点から強みに変わった2023年以降、このメニューが注目を集めています。
- 自重懸垂 – 最大回数
- アシスト懸垂 – 最大回数
- ハイパーエクステンション – 4セット×15回
- プレートローデッド・ラットプルダウン – 4セット×8〜10回
- ベントオーバー・ダンベルロウ – 4セット×8〜10回
- シーテッド・チェストサポーテッドロウ – 3セット×12〜15回
- ダンベル・デッドリフト – 3セット×12〜15回
- プレートローデッド・プリーチャーカール – 両手2セット×限界回数、片手2セット×限界回数
冒頭の懸垂2種目は回数を限界まで追い込むトレーニングメニューになっています。
プリーチャーカールまで含まれているのは、背中と上腕二頭筋を同日に鍛える「プル系の日」としてまとめているためです。

火曜日【腹筋・腕】
火曜日は、ライアンテリーが2024年オリンピア2連覇後に「最優先で改善する」と宣言した腕と腹筋の日です。特徴は腹筋と腕トレを交互に組み合わせたスーパーセット形式で、腹筋を4種目・腕を4種目こなす腹筋メニューになっています。
「腹筋は今年絶対に無敵にする」と語るライアンテリーが重視するのは、ハンギングレッグレイズです。
上下腹筋・腹横筋・腹斜筋・外腹斜筋まで1種目で全て刺激できるとしています。
- ハンギングレッグレイズ × トライセプス・ローププッシュダウン – スーパーセット
- ピンローデッド・トライセプスエクステンション × ピンローデッド・クランチマシン – スーパーセット
- ピンローデッド・プリーチャーカール × 自重シットアップ – スーパーセット
- ケーブル・シングルアームバイセプスカール × ウェイテッドクランチ – スーパーセット
腹筋4種目・上腕二頭筋2種目・上腕三頭筋2種目の計8種目のメニューになっています。
ウェイテッドクランチは「ブロック状の厚い腹筋を作る要因になった」と本人が語る種目で、長年欠かさず取り入れています。

水曜日【大腿四頭筋】
水曜日は大腿四頭筋にピンポイントで効かせる4種目の脚トレ日です。
炭水化物ゼロで筋肉がフラットな状態にもかかわらず、12~20レップの高回数・高ボリュームで追い込むスタイルが特徴的です。
「ステージに立ったとき、全力を出し切ったと言えるかどうかが全て」という哲学がこのメニューに表れています。
- スクワット – 4セット×10回
- ハックスクワット – 3セット×8〜10回
- レッグプレス – 3セット×12回
- レッグエクステンション – 3セット×12〜15回
種目数は4つとシンプルながら、休憩を短く刻んだ高強度なメニューになっています。大腿四頭筋を徹底的に追い込むことで、オリンピアの舞台で求められる脚の立体感を作り上げています。

木曜日【肩】
木曜日はライアンテリーがクリス・バムステッドと共に行った肩トレーニングの日です。サイドレイズやリアデルトを中心とした6種目・合計19セットで、前後左右から肩を徹底的に鍛えます。
動画内でライアンテリーは「週ごとにプレス系とレイズ系を交互に入れ替えるローテーションを取り入れている」と語っており、同じ刺激を与え続けない工夫が特徴的です。
- サイドレイズ – 4セット×10〜12回
- ショルダープレス – 3セット×8〜10回
- フロントレイズ – 3セット×15回
- ケーブルリアデルト – 3セット×15回
- オリンピックバー・フロントシュラッグ – 3セット×15回
- オリンピックバー・リアシュラッグ – 3セット×15回
オリンピックバーを使ったシュラッグを前後で取り入れているのがライアンテリーの肩メニューの特徴です。僧帽筋上部から肩全体への連動した刺激を狙ったメニューになっています。

金曜日【胸と腹筋】
金曜日は胸と週2回の腹筋の日です。ライアンテリーは「インクラインプレスは胸トレの基本中の基本」と語り、コンパウンド種目から入り、ケーブルフライや自重種目で血流を高めるメニューを取っています。
▼コンパウンド種目?
複数の関節・筋肉を同時に動かす多関節運動のこと。プレス系種目が代表例で、一度に多くの筋肉を刺激できるため、トレーニングの最初に行うのが基本です。
「重量は動かせているのに胸への効きが薄い」と感じた際に、高レップのケーブルフライや腕立て伏せを挟んで胸に効いている感覚を取り戻すことが大事になります。
- インクラインバーベルプレス – 4セット×10〜12回
- フラットダンベルプレス – 4セット×10〜12回
- ケーブルフライ – 4セット×10〜12回
- インクラインダンベルフライ – 3セット×10〜12回
- ハンギングレッグレイズ – 3セット×限界回数
- アブドミナルクランチ – 3セット×12〜15回
- ケーブルウッドチョップ – 3セット×15〜20回
ドロップセットやスーパーセットを多用するのがライアンテリー流で、「重量より収縮の質」を重視したボリューム設計が特徴です。腹筋は金曜日が週2回目となるため、マシン系種目を中心に締めくくります。

土曜日【ハムストリングスとカーフ】
土曜日はハムストリングスとカーフの日です。水曜日の大腿四頭筋トレから中2日で再び脚に刺激を入れるメニューで、ライアンテリーはライアン・クロウリーとともにプレップ明け初の脚トレに臨んでいます。
動画内では「ゼロ炭水化物の状態で2週間過ごした直後」というコンディションながら、ドロップセットや限界回数まで追い込むスタイルを貫いています。
- シーテッドハムストリングカール – 4セット×10〜12回
- ライイングレッグカール – 4セット×10〜12回
- ウォーキングランジ – 3セット×10回
- シーテッドカーフレイズ – 3セット×10回
- スミスマシンカーフレイズ – 4セット×30回
ハムストリングスは2種目でしっかりと追い込み、カーフは高回数で仕上げる構成です。
スミスマシンカーフレイズを30回×4セットと高ボリュームに設定しているのは、カーフが遅筋繊維の割合が高く、高回数の刺激に反応しやすい部位であるためです。

日曜日【休息】
日曜日はライアンテリーが週1回設けている唯一の休息日です。ただし「何もしない完全オフ」ではなく、翌週のトレーニングに向けて身体と心をリセットする「アクティブリカバリーの日」という位置づけです。
2児の父でもあるライアンテリーは、休日を家族との時間を最優先に組み立てています。愛犬を連れた30分の早朝ウォーキングで代謝を維持しながら、ビジネスのアイデアを整理するのが朝のルーティンです。
- 早朝30分のウォーキング(代謝維持・思考整理)
- スーパーグリーン・EAA・オートミールで栄養補給
- 子供との育児・外出など家族時間を優先
- セルフケアで翌週へのコンディション確認
食事管理はオフの日も変わらず継続します。身体の修復に必要な栄養を補給しながら、プロとしての規律を崩さない姿勢が、長期にわたる高いパフォーマンス維持の土台となっています。
2026年のライアンテリーにも要注目!
2023年の初優勝から2025年まで3連覇を達成したライアンテリー。長年「優勝できない選手」と見られていた中で、弱点だった背中を徹底強化し、9年越しに世界一の座をつかんだ姿は多くのフィットネスファンに衝撃を与えました。
2026年はメンズフィジーク史上唯一の4連覇記録に挑む1年となります。競技歴10年超のベテランでありながらコンディションを更新し続ける姿勢は、年齢やキャリアに関わらず努力を継続することの大切さを示しています。
今回紹介したライアンテリーのトレーニングや食事管理を、日々の筋トレのモチベーションにしてみてください。
ライアンテリーのような体を目指すなら、トレーニングと同じくらい食事の設計が重要です。
以下の記事では、増量期・減量期別の1週間食事メニューを朝・昼・晩・間食まで曜日ごとに解説しています。

ライアンテリーに関するよくある質問
- ライアンテリーのインスタは?
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ライアンテリーのインスタグラムアカウントは「@ryanjterry」です。
フォロワー数は267万人を誇り、大会への意気込みやトレーニング風景、日常の様子など幅広い投稿を行っています。オリンピアチャンピオンとしてのリアルな姿を発信しており、フィットネス好きには必見のアカウントです。

