アンドリュー・ジャックド(Andrew Jacked)は現代ボディビルの頂点になれるのか、徹底解剖していく

2022年のアーノルドクラシック優勝、オリンピア8位入賞の「アンドリュー・ジャックド(Andrew Jacked)」。近年、急に頭角を現している超新星です。

手足が長く、遺伝的に優れたモデル体型の体は近年のボディビル界で異色を放っています。今回は注目度の高いアンドリュー・ジャックドという男について徹底解剖していきます。

目次

アンドリュー・ジャックドとは

アンドリュー・ジャックドがボディビルを始めたのはここ数年のこと。2022年にIFBBプロカードを取得したばかりの超新星です。

短期間で急激な成長を遂げているのは、化け物レベルの努力と才能があってこそです。実際、アンドリュージャックドは手足が長く、間違いなく遺伝的にモデル体型をしてます。

優れた骨格を持っているからこそ、今後数年間でボディビル界の頂点に上り詰めることができる選手だと筆者は非常に注目しています。

  • 本名:Chinedu Obiekea Andrew J
  • 出身地:ナイジェリア ラゴス
  • 生年月日:1985年(38歳)
  • 身長:約189cm
  • 体重:131.5kg(コンテスト時)
  • 職業:プロボディビルダー

アンドリュー・ジャックドの経歴

アンドリュー・ジャックドは1985年生まれなので、現在38歳です。ボディビルを始めた時期が遅かったこともあり、年齢的にはベテランの年代。

2022年にIFBBプロになったばかりの彼は、同年のアーノルドクラシックで優勝している怪物です。(※アーノルドクラシックはプロのボディビルダーたちが人生をかけてタイトルを取りに行く世界トップレベルの大会です。出場すらかなわず、夢破れて散る選手が山ほどいます。)

同年のオリンピアでは8位入賞、つまりプロデビューの年で世界8位になっています。もちろん2023年のオリンピアでは優勝を狙ってくるでしょう。

経歴としてはまだまだ浅いですが、いきなり世界トップに頭角を現した超新星を注目していきましょう。

【分析】アンドリュー・ジャックドが現代ボディビルの頂点になれる理由

筆者の意見ですが、アンドリュー・ジャックドは2023年~2025年のオリンピアで世界一を獲ることができる選手です。以下、理由は3つあります。

(1)近年のボディビルの審査傾向に合致した体格

近年のボディビルの審査傾向としてバルクとコンディション、パッケージの美しさのうち、バルクの比重が徐々に下がってきています。

アンドリュージャックドはコンディションとパッケージの美しさは他選手に負けていません。審査の比重が高いミッドセクションのセパレーションもはっきりしており、オープンボディビル選手に多くみられるバブルガットもほとんど目立ちません。

遺伝的にウエストが細く手足が長いことから、ポージングをとったときに他の選手より映えることも特徴です。

一方でバルクも負けていることはないですが、身長が約190cmあることで筋肉の密度で劣っています。見た目で勝敗が決まるボディビルの特性上、身長が低い方が緊密度が高く見えることは仕方ないことです。

このように、アンドリュージャックドの強みがボディビル界のトレンドと合致してきていることから、近い将来の活躍が楽しみでしょうがないです。

(2)遺伝的に優れており、身長の大きさがマイナスポイントになりにくい

ボディビルは「見た目」勝負なので身長が低い方が筋密度が高く見えて有利です。

アンドリュージャックドは身長が約190cmあるので不利に思われますが、遺伝的に足が長く上半身が短いことで胴体のインパクトで劣りません。以前は脚のバルクが課題でしたが現在は改善しており、脚の長さからくる弱点を補えています。

(3)経歴に裏付けられた成長速度

アンドリュージャックドが初めてコンテストに出場したのが2021年のことで、それまで大会経験がありませんでした。2021年時点では足のサイズが課題でしたが、2022年のアーノルドクラシックで改善して見事優勝を果たしています。

1年という短期間で弱点部位をインプルーブできるというのも才能です。

アンドリュージャックドも年齢的に成長速度が鈍化してくるのも時間の問題。ボディビルダーとしてピークに達するこの先数年間が勝負になりそうです。

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アンドリュー・ジャックドは最も美しいボディビルダーの1人

今回は世界で最も美しいボディビルダーの1人、「アンドリュー・ジャックド」を紹介してきました。

ウエストが細く手足が長いモデル体型の体は、まるで彫刻のような美しさ。ここ数年で世界トップに上り詰めたのもカリスマ性があります。

急に頭角を現した超新星は世界一になれるのか。この先数年間が彼の勝負の年になりそうです。

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この記事の編集部

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